「二座席レーシングカー」の版間の差分
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== 概要 ==
[[File:Can-Am Edmonton 1973.jpg|thumb|right|300px|1973年カンナム第6戦モルソンカップ]]
1966年、[[国際自動車連盟]] (''Fédération Internationale de l'Automobile'', 以下、FIA) の[[国際スポーツ法典]]が改編されるのに伴い、[[アメリカ・スポーツカークラブ]] (''Sports Car Club of America'', 以下、SCCA) がサーキットロードレース専用スポーツカーとして独自に規定している改造部門を'''、[[国際自動車連盟#競技車両規定|付則J項]]'''の'''C部門''' (レーシングカー) に'''
SCCAが主催する合衆国ロードレース選手権 (''United States Road Racing Championship'') の最上位クラスであった改造部門<ref>The Sports Car Club of America, ''General Competition Rules 1965 edition'', Westport, Connecticut: Sports Car Club of America, 1965, pp. 86-90.</ref>は、1965年以前の国際スポーツ法典付則C項のスポーツカー規定を基に、最低重量、[[最低地上高]]、燃料タンク最大容積の各規定、[[ラゲッジ]]空間確保、エンジン覆い ([[ボンネット (自動車)|ボンネット]]またはフード) と[[スペアタイヤ|スペアホイール]]装備義務、これらを全て撤廃しており、さらに[[ロードスター]]の場合は[[ウィンドシールド]]の最少寸度も規定していなかった。<ref name="scca_mdfctg"/>このうち最低地上高に制限がないことは、FIAのスポーツカーとは異なり<ref group="注釈">スポーツカーは[[ツーリングカー]]、[[グランドツーリングカー]]と同じく10センチメートル以上の最低地上高が必要である。</ref>[[フォーミュラ・レーシングカー]]と同じく路面整備された[[サーキット]]ロードしか運用前提がない純競走車を意味していた。国際規定化するにあたり夜間灯火<ref group="注釈">[[前照灯]]や[[尾灯]]など</ref>の装備も昼間レースでは自由化された。<ref>La Fédération Internationale de l'Automobile, ''Annexe J au Code Sportif International 1966'', Paris: Fédération Internationale de l'Automobile, 1966, p. 36.</ref>
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SCCAがカナダ自動車スポーツクラブ (''Canadian Automobile Sport Clubs'', CASC) と共同で1966年から開始した'''[[カナディアンアメリカン・チャレンジカップ]]''' (''Canadian-American Challenge Cup'', ''Can-Am'', 以下、'''カンナム''') では、1974年まで参加対象の最上位クラスであった。また日本でも1968年と1969年の'''[[日本グランプリ]]'''、および1971年から開始された'''[[富士グランチャンピオンシリーズ]]'''では1978年まで (1972年からエンジン排気量2リットル以下に制限) カンナムと同じく最上位クラスであった<ref group="注釈">ただし1975年までは排気量2リットルエンジンに適したシャシがないため、スポーツカー用シャシを転用していた。</ref>。
1976年には前年までB部門であった実験的競技車とそれに属するスポーツカー (
1982年に付則J項の改編により後継類型としてカテゴリーII (競技車) [[グループC]] (スポーツカー) が導入された。<ref>La Fédération Internationale de l'Automobile, ''Annuaire du Sport Automobile '82'', Paris: Fédération Internationale de l'Automobile, 1982, p. 104.</ref>ただし、二座席レーシングカーは[[グループE]] (フォーミュラリブレレーシングカー群) へ「'''グループ6'''」の名称で編入され、1982年は改編に伴う移行期間として[[スポーツカー世界選手権|世界耐久選手権]]へ参加が認められた<ref group="注釈">ただしメイクス賞典の対象外であり、獲得できるのはドライバーズ賞典のみであった。</ref>。また、グループCの技術規定は耐久ロードレースに特化しており、かつロードスターに利点がない<ref group="注釈">ロードスターにもクーペと同様のウィンドシールド寸度と左右ドアが求められた。</ref>ため、国際ヒルクライムでは1989年にグループC3が導入される<ref>La Fédération Internationale de l'Automobile, ''Annuaire du Sport Automobile '89, 22e édition'', Paris: Fédération Internationale de l'Automobile, 1989, p. 198.</ref>まで継続運用された。
== 主な車両 ==
=== 1966年~1975年 (
* [[ローラ・カーズ#スポーツカー|ローラ・T70]]
* [[マクラーレン]]・M6
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</gallery>
=== 1976年~1981年 (
* [[ポルシェ・936]]
* [[アルファロメオ・33SC12]]
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=== 1982年~1988年 (グループE時代) ===
* [[オゼッラ・PA9]]
=== 日本 (1968年~1969年) ===
* [[トヨタ・7#3リットル7 (415S)|トヨタ・415S]]
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* [[インターセリエ]] (''Interserie'')
* [[富士グランチャンピオンシリーズ]]
* [[スポーツカー世界選手権|世界スポーツカー選手権]] (''Championnat du Monde des Voitures de Sport'')
* [[ヨーロッパスポーツカー
*
* [[スポーツカー世界選手権|世界耐久選手権]] (''Championnat du Monde d'Endurance'')
* [[
== 注釈 ==
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