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次のような病型に分類されている。
=== 腺ペスト(bubonic
[[File:Plague_-buboes.jpg|thumb|right|
[[リンパ節]]が冒されるのでこの名がある。ペストの中で最も頻度の高い病型。ペストに感染したネズミから吸血したノミに刺された場合、まず刺された付近のリンパ節が[[腫れ]]、ついで[[腋の下]]や[[鼠蹊部]]のリンパ節が腫れて痛む。リンパ節はしばしば
; 皮膚ペスト・眼ペスト
ノミに刺された皮膚や眼にペスト菌が感染し、[[膿疱]]や[[皮膚潰瘍|潰瘍]]をつくる。
=== 敗血症(性)ペスト(septicemic
[[File:PlagueTypes.jpg|thumb|right|
1割がこのタイプとされる。局所症状を呈しないままペスト菌が[[血液]]によって全身に回り[[敗血症]]を起こすと、急激な[[ショック]]症状、[[昏睡]]、皮膚のあちこちに出血斑ができて、手足の[[壊死]]を起こし全身が黒い[[痣]]だらけになって死亡する。
ペストの別名である“'''黒死病'''”は、この敗血症(性)ペストの症状から生まれた呼称である。
=== 肺ペスト(pneumonic
腺ペストの流行が続いた後に起こりやすいが、時に単独発生することもある。腺ペストを発症している人が二次的に肺に菌が回って発病する。
肺ペスト患者の咳やくしゃみによって飛散したペスト菌を吸い込んで発病する。
頭痛や40℃程度の発熱、[[下痢]]、[[気管支炎]]や[[肺炎]]により呼吸困難、血痰を伴う肺炎となる。呼吸困難となり治療しなければ数日で死亡する。
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