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|type = [[射撃統制システム#水上艦搭載FCS|射撃指揮装置]]
|frequency = [[Xバンド]]
|PRF = 3,
|pulsewidth= 0.22マイクロ秒/0.45マイクロ秒
|gain =
|RPM =
|antenna =
|beamwidth = 捜索用:1.5×7.0度<br />追尾用:2.4度
|power = 180-
}}
'''WM20シリーズ'''は、[[オランダ]]のシグナール(現在の[[タレス・グループ|タレス・ネーデルラント]])社が開発した艦載用の[[射撃統制システム#水上艦搭載FCS|射撃指揮装置(FCS)]]。
==
[[1950年代]]、シグナール社は戦後第1世代のFCSとして、[[ボフォース 152mm砲]]用のM1、[[ボフォース57mm砲#Mk 1|ボフォースMk.1 57mm砲]]用のM2、[[ボフォース 40mm機関砲]]用のM4を開発した{{Sfn|Friedman|1997|pp=322-324}}{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。M1・2は[[Sバンド]]で動作し、送信機の送信尖頭電力は400キロワット、パルス幅は0.5マイクロ秒、パルス繰返数は1,000 ppsで、アンテナとしては円形の[[パラボラアンテナ]]を用いた{{Sfn|Friedman|1997|pp=322-324}}。一方、M4は[[Xバンド]]で動作し、特徴的な形のパラボロイドアンテナを用いた{{Sfn|Friedman|1997|pp=322-324}}。
これに続いて開発された'''M40'''シリーズでは、周波数はXバンド、またアンテナはエンクローズされたパラボラアンテナとなった{{Sfn|Friedman|1997|pp=322-324}}{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。アンテナはロール方向およびピッチ方向に安定化されており、空中目標に対してはコニカルパターン、水上目標に対しては楕円パターンでのスキャンを行った{{Sfn|Friedman|1997|pp=322-324}}{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。射撃計算およびレーダー情報処理のためにはSMRデジタルコンピュータが用いられていた{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。M44は[[シーキャット (ミサイル)|シーキャット個艦防空ミサイル]]、M45は砲熕兵器を管制するために用いられる{{Sfn|Friedman|1997|pp=322-324}}{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。
そして1950年代後半、これらの後継機として開発されたのが'''M20'''シリーズであり、[[1961年]]の[[ドイツ海軍 (ドイツ連邦軍)|ドイツ海軍]]の[[ツォーベル級魚雷艇]]の就役とともに装備化された{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。これはプログラム固定式のコンピュータを使用していたが、後にプログラム差し替え可能なコンピュータを用いたモデルも登場し、こちらは'''WM20'''シリーズと称された{{Sfn|Friedman|1997|pp=322-324}}{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。WM20シリーズのローンチカスタマーは[[ノルウェー海軍]]で、[[1970年]]に[[ストルム級ミサイル艇]]にWM26を搭載して装備化した{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。
== 設計 ==
M20/WM20シリーズのレーダー[[送信機]]としては、M40シリーズと同系列のものが用いられた{{Sfn|Friedman|1997|pp=322-324}}。送信尖頭電力も同じく180キロワットが標準だったが、WM25では1 MWの交差電力増幅管{{Enlink|Crossed-field amplifier|CFA}}を用いて200キロワットまで増強した{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。
M20/WM20シリーズの特徴として、[[追尾レーダー]]と送信機を共用する[[捕捉レーダー]]を導入した点がある{{Sfn|Friedman|1997|pp=322-324}}{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。これらは特徴的な[[卵]]型の[[レドーム]]に収容されており、上側に空中目標追尾用のカセグレンアンテナ、下側に捕捉用の変形パラボロイドアンテナが設置された{{Sfn|Friedman|1997|pp=322-324}}{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。ビーム幅は、捕捉用アンテナでは1.5×7.0度(後に7.7度)、追尾用アンテナでは2.4度であった{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。捕捉用アンテナは毎分60回転の高速で旋回しており、水上目標の追尾はこれを用いた[[捜索中追尾]](TWS)として行われた{{Sfn|Friedman|1997|pp=322-324}}。
レーダー性能はタイプによって異なるが、一般に、捕捉レーダーは水平距離にして{{Convert|16|-|17|nmi|km|abbr=on|lk=on}}、また高度7,600メートルまでの目標を探知できる{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。[[レーダー反射断面積]](RCS)2平方メートルの目標であれば、距離{{Convert|30500|yd|m|abbr=on|lk=on}}で探知、{{Convert|29000|yd|m|abbr=on|lk=on}}で捕捉可能とされる{{Sfn|Friedman|1997|pp=322-324}}。一方、追尾レーダーは約15.5海里(29km)までの範囲をカバーすることが可能であり、RCS 1平方メートルの空中目標なら最大速度{{Convert|900|m/s|kn|abbr=on|lk=on}}まで、また同程度の水上目標なら最大速度{{Convert|34|-|55|m/s|kn|abbr=on|lk=on}}まで対応可能である{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。また別体の追尾レーダーとして[[STIR/STING|STIR]]を連接して用いることもできる{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。
=== 各タイプ概要 ===
[[File:Karjala tulenjohtotutka Forum Marinum 2.JPG|thumb|M22]]
; M20
: 空中目標1個と水上目標3個を追尾し、空中目標と水上目標各1個について砲熕兵器で交戦しつつ、魚雷2本を管制する能力を有する{{Sfn|Friedman|1997|pp=322-324}}。
; WM20
: 基本的にはM20と同様の交戦能力を有するが、必要に応じて更に1個の水上目標と砲熕兵器で交戦する能力を付与することができる{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。オペレータ3名または4名が配置される{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。
; M22
: [[フリゲート]]までの大きさの艦に搭載することを想定して、単独で用いるほかに[[早期警戒レーダー|対空捜索レーダー]]と連接しても用いることもできる{{Sfn|Friedman|1997|pp=322-324}}{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。2または3基の砲熕兵器を管制する能力を有しており、砲熕兵器2基の場合は空中目標と水上目標各1個、3基の場合は更に水上目標1個と交戦することができる{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。オペレータ2名または3名が配置される{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。
; WM22
: 基本的にはM22と同様の交戦能力を有するが、中口径砲2基と小口径砲2基を同時に管制できる{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。また捕捉レーダーにはデジタル式のMTIを、追尾レーダーにはパルスドップラー処理を導入することができる{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。
; WM24
: WM22を元に[[対潜迫撃砲|対潜ロケット砲]]や魚雷の管制能力を付与したモデル{{Sfn|Friedman|1997|pp=322-324}}{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。本シリーズのなかで唯一[[対潜戦]]に対応したモデルである{{Sfn|Friedman|1997|pp=322-324}}。
; WM25
: フリゲートや[[駆逐艦]]への搭載を想定して{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}、[[艦対空ミサイル]]の誘導のための[[連続波]]照射(CWI)機能を付与したモデル{{Sfn|Friedman|1997|pp=322-324}}。またこれに加えて、2基の砲熕兵器を同時に管制することができる{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。オペレータ4または5名が配置される{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。なお、もっと小型の艦艇に搭載することもできるが、この場合は艦対空ミサイルの管制能力は削除される{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。
; WM26
: [[高速戦闘艇]]への搭載を想定したモデルで、本シリーズのなかで唯一GW01レーダーを使用している{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。これは捕捉レーダーのみを半球形レドームに収容したもので、戦闘機サイズの航空機を約15海里(28 km)、高度15,250 m(50,000フィート)で、艦船を約12海里(22 km)で探知することができる{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。1基の中口径砲を制御して1つの水上または陸上目標と交戦しながら、局所制御で動作する小口径対空砲に目標を指定することができる{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。また[[艦対艦ミサイル]]の目標探知にも使用される{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。
; WM27
: 高速戦闘艇への搭載を想定したモデルだが、艦対空ミサイルのほか[[電波ホーミング誘導|セミアクティブ・レーダー誘導]]の艦対艦ミサイルの運用も想定して、連続波照射(CWI)機能を付与されている{{Sfn|Friedman|1997|pp=322-324}}{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。また魚雷2本を管制することもできる{{Sfn|Friedman|1997|pp=322-324}}{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。
; WM28
: WM28をもとに駆逐艦への搭載を想定して強化したモデルで、魚雷の運用機能を削除するかわりに、2基目の砲熕兵器の管制能力が付与されている{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。
===
[[1964年]]、[[:en:Ford Instrument Company|フォード・インストゥルメンツ]]社(後の[[スペリー]]社)がM22の製造ライセンスを取得した{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。これは[[アメリカ海軍]]において'''Mk.87'''として制式化され{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}、{{仮リンク|アッシュヴィル級砲艇|en|Asheville-class gunboat}}の1964年度計画艇のうち2隻([[:en:USS Antelope (PG-86)|アンテロープ]]・[[:en:USS Ready (PG-87)|レディ]])に搭載された{{Sfn|Friedman|1987|pp=268-270}}。
[[1971年]]5月、[[アメリカ海軍作戦部長]](CNO)執行委員会は、当時計画されていた哨戒フリゲート(PF)にもMk.87を搭載することを決定したが、実際に建造された[[オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲート]]においては、より高性能な'''Mk.92'''が搭載された{{Sfn|Friedman|2004|pp=384-385}}。これはスペリー社によるWM28のライセンス生産版であり{{Sfn|Friedman|1997|pp=384-385}}、WM28の卵型レドームはMk.53 CAS({{Lang|en|Combined Antenna System}})となったほか、砲とともに[[スタンダードミサイル#SM-1シリーズ|SM-1MR艦対空ミサイル]]の射撃指揮も行うため、[[Mk.86 砲射撃指揮装置|Mk.86 GFCS]]で採用されていた[[AN/SPG-60]]に所定の改修を加えたうえでMk.53 STIR({{Lang|en|Separate Target Illumination Radar}})として組み込まれた{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。ペリー級の搭載システムでは、射撃計算などは艦の[[AN/UYK-7]]コンピュータで行っており、またCAS用にはMk.106、STIR用にはMk.107武器管制コンソールが配置された{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。オペレーターは4名が配置された{{Sfn|Hooton|2002|loc=§COMMAND, SURVEILLANCE AND WEAPON CONTROL SYSTEMS, NETHERLANDS}}。
[[File:HMAS_Adelaide_FFG01_gun_radar.jpg|thumb|STIR]]
Mk.92には、下記のようなバリエーションがある。
;
: 海軍向けの最初期モデル。
;
: 沿岸警備隊向けとして、SAM誘導能力とSTIRを省いたモデル。
;
: ペリー級ミサイルフリゲート向けのモデル。Mk.107コンソールを有し、対空用チャンネルが2つに増やされている。
;
: [[バドル級コルベット]]向けのモデル。
;
:
;
:
なお、米海軍のペリー級では、コスト低減のため、順次に[[スタンダードミサイル#RIM-66 SM-1MR|SM-1MR]]の運用能力を撤去しているが、これに伴ってMk.92のSTIRも撤去されている。
{|class="wikitable" style="text-align:center"
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|}
{{Columns-start|num=3}}
* {{navy|USA}}
** {{仮リンク|アッシュヴィル級砲艇|en|Asheville-class gunboat}} - 一部にMk.87を搭載
** [[ペガサス級ミサイル艇]] - Mk.92
** [[オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲート]] - Mk.92
* {{navy|USA|coast guard}}
** [[ベア級カッター]] - Mk.92
** [[ハミルトン級カッター]] - Mk.92
* {{navy|
** {{仮リンク|イントレピダ級魚雷艇|es|Clase Intrépida|en|Intrépida-class fast attack craft}}([[リュールセンTNC-45型高速戦闘艇|リュールセンTNC-45型]] - WM22
** [[エスポラ級コルベット]](MEKO 140型) - WM22
** [[アルミランテ・ブラウン級駆逐艦]](MEKO 360型) - WM25
* {{navy|IRN}}
** [[ラ・コンバタント型高速戦闘艇|ラ・コンバタントII型ミサイル艇]] - WM28
* {{navy|IDN}}
** PB57型哨戒艇 - M22
** {{仮リンク|マンダウ級ミサイル艇|en|Mandau-class fast attack craft}} - WM22
** [[練習艦]]「[[:id:KRI Ki Hajar Dewantara (364)|キ・ハジャル・デワンタラ]]」 - WM28
** [[ファタヒラー級フリゲート]] - WM28
** PSK MK.5型哨戒艇
* {{navy|EGY}}
** [[デスクビエルタ級コルベット (1978)|デスクビエルタ級コルベット]] - WM25
* {{navy|AUS}}
** [[アデレード級フリゲート]] - Mk.92
* {{navy|NLD}}
** [[トロンプ級フリゲート]] - WM25
** [[コルテノール級フリゲート]] - WM25
* {{navy|JPN}}
** [[しらね型護衛艦]] - WM25{{Efn2|国産の[[FCS-2]]の開発遅延に伴い、代替装備として導入された{{Sfn|河野|2010}}。[[はつゆき型護衛艦]]への搭載も検討されたが、FCS-2の開発成功に伴ってこちらは回避された{{Sfn|河野|2010}}。}}
{{Column}}
* {{navy|CAN}}
** [[イロクォイ級ミサイル駆逐艦|イロクォイ級ヘリコプター駆逐艦]] - WM22<br/>(TRUMP改修により[[STIR/STING|STIR-180]]に換装)
* {{navy|GRC}}
** [[エリ級フリゲート]] - WM25
** オスプレイ55型コルベット - WM25
* {{navy|SAU}}
** [[バドル級コルベット]] - Mk.92
* {{navy|SGP}}
** ソブリニティ級哨戒艇(ヴォスパー・ソーニクロフト110フィートB型) - WM26
** {{仮リンク|シーウルフ級ミサイル艇|it|Classe Sea Wolf}}([[リュールセンTNC-45型高速戦闘艇|リュールセンFPB-45型]]) - WM28
* {{navy|SWE}}
** エルヴスボリ級機雷敷設艦 - M22
* {{navy|ESP}}
** [[サンタ・マリア級フリゲート]](ペリー級国産版) - Mk.92
* {{navy|THA}}
** フリゲート「[[
** [[PF-103級フリゲート]] - WM22
** チョンブリー級哨戒艇 - WM22
** [[ラタナコシン級コルベット]] - WM25
** ラチャリット級ミサイル艇 - WM25
** プラブラパク級ミサイル艇 - WM28
* {{navy|KOR}}
** [[蔚山級フリゲート]] - WM28
** [[浦項級コルベット]] - WM28
*{{ROC-TW}}[[海軍]]
** [[成功級フリゲート]](ペリー級国産版) - Mk.92
{{Column}}
* {{navy|GER}}
** [[ツォーベル級魚雷艇]] - M20
** [[ブレーメン級フリゲート]] - WM25
** [[アルバトロス級ミサイル艇]] - WM27
** [[ゲパルト級ミサイル艇]] - WM27
* {{navy|TUR}}
** [[
** ドガン級ミサイル艇 - WM28
** [[G級フリゲート]](ペリー級中古艦) - Mk.92
* {{navy|NGR}}
** [[ドリナ級コルベット]]([[ヴォスパー・ソーニクロフト・フリゲート|ヴォスパー・ソーニクロフトMk.3]]) - M22
** [[エリンミ級コルベット]](ヴォスパー・ソーニクロフトMk.9) - WM24
** [[アラドゥ]](MEKO 360型) - WM25
** エペイ級哨戒艇(リュールセン[[:id:FPB-57|FPB-57]]型) - WM28
* {{navy|NOR}}
** [[ストルム級ミサイル艇]] - WM26
* {{navy|BGD}}
** メグナ級哨戒艇 - WM28
* {{navy|PHI}}
** [[デル・ピラール級哨戒艦]](ハミルトン級中古艦) - Mk.92
* {{navy|FIN}}
** {{仮リンク|トゥルンマー級砲艇|en|Turunmaa-class gunboat}} - M22
* {{navy|BEL}}
** [[ウィーリンゲン級フリゲート]] - WM25
* {{navy|MYS}}
** [[フリゲート]]「[[ラフマト級フリゲート|ラフマト]]」 - M22
** [[FS-1500型フリゲート|カスツーリ級フリゲート]] - WM22
* {{navy|MAR}}
** [[フロレアル級フリゲート]] - WM28
{{Columns-end}}
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Notelist2}}
=== 出典 ===
{{Reflist|2}}
== 参考文献 ==
* {{Citation|authorlink=:en:Norman Friedman|first=Norman|last=Friedman|year=1987|title=U.S. Small Combatants, Including PT Boats, Subchasers, and the Brown-Water Navy: An Illustrated Design History|publisher=[[:en:United States Naval Institute|Naval Institute Press]]|isbn=978-0870217135|ref=harv}}
* {{Cite book|first=Norman|last=Friedman|year=2004|title=U.S. Destroyers: An Illustrated Design History, Revised Edition|publisher=Naval Institute Press|isbn=1-55750-442-3|ref=harv}}
* {{Citation|first=Norman|last=Friedman|title= The Naval Institute Guide to World Naval Weapon Systems 1997-1998|year=1997|publisher=Naval Institute Press|isbn=978-1557502681|ref=harv}}
* {{Citation|editor-first=E.R.|editor-last=Hooton|title= Jane's Naval Weapon Systems|edition=37th|year=2002|publisher=[[:en:Janes Information Services|Jane's Information Group]]|isbn=978-0710608932|ref=harv}}
* {{Citation|和書|last=河野|first=守雄|year=2010|chapter=射撃指揮装置GFCS-1及びFCS-2の研究開発|title=第1巻 射撃|series=海上自衛隊 苦心の足跡|publisher=[[水交会]]|pages=226-233|ref=harv}}
[[Category:タレス・グループの艦載レーダー]]
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