マサソイト

マサソイト（Massasoit、別名｢黄色い羽｣を意味するオウサムクイン、OusaMequin 1581年-1661年）とはアメリカ先住民ワンパノアグ族の酋長（大首長）。アメリカ入植初期のピルグリムファーザーズを救ったワンパノアグ族の酋長として知られる。

マサソイトは1581年現在のロードアイランド州ブリストル郡のワーレン付近にあるワンパノアグ族のパカノケット村（Pokanoket）で生まれた。そしてマサソイトの指導の下でワンパノアグ族は約30の村に拡大していた。イギリスから来たピューリタン事、（清教徒）のピルグリムファーザーズ一団がワンパノアグ族の住む村付近にプリマスの集落地を建設し入植した。しかし白人入植者達は馴れない土地での環境に苦しみ、病気や寒さや飢えなどで約半数近くが死んだ。そこへ付近に住むマサソイト酋長を始めとするワンパノアグ族がピルグリムファーザーズにトウモロコシを始めとする農作物の栽培方法を教え彼らから飢えを救い感謝祭を祝った。マサソイトは1621年3月22日にピルグリムの清教徒と平和条約にも署名し同盟を築いた。なを、この平和条約はマサソイトが死ぬまで守られ、両者は比較的平和に共存していた。、1661年に死のまでマサソイトはピルグリムの白人と同盟を築いてたが、 1636年にピルグリムの白人入植者とピクォート族との間で起きたピクォートの戦いではピルグリムとの友情関係から支持しつつ、中立を保ってた。マサソイトには5人の子供がいたが、マサソイト死後ワンパノアグ族の新酋長には2人の息子でワムスッタと弟のメタコメットに受け継がれる。が、しかし土地問題などでピルグリムの白人との関係は悪化し、後者のメタコメット（フィリップ王）は1675年にフィリップ王戦争を引き起こした。