「アワッシュ川下流域」の版間の差分

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「'''アワッシュ川下流域'''」は、[[エチオピア]]北東部にある[[ハダール]]村付近の一帯が、[[国際連合教育科学文化機関|ユネスコ]]の[[世界遺産]]に登録された際の名称。登録された主たる理由は、この地で[[アウストラロピテクス・アファレンシス]](アファール猿人)の[[化石人骨]][[ルーシー_(アウストラロピテクス)|ルーシー]]が発見されたことによる。
 
ルーシーは[[アメリカ]][[フランス]]の合同調査隊によって[[1974年]][[11月30日]]に発見された化石人骨で、全身の約40%の骨が見つかるという奇跡的な発見状況と、350万年前の人骨という突出した古さから、人類の進化を考察する上で、またとない貴重な証人となったのである(この古さを大幅に更新する[[ラミダス猿人]]の発見は20年後のことである)。
 
この時の調査では、40人分の化石人骨の破片計316個が見つかっているが、ルーシーほどにまとまった量が出土した個体は他に存在しなかった。ともあれ、この時に見つかった人骨は、アウストラロピテクス・アファレンシスと名付けられることとなった。