「TKS (宇宙船)」の版間の差分

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TKS宇宙船はソユーズ宇宙船や[[アポロ計画|アポロ宇宙船]]と同じように機体の一部が分離して地上に帰還する形式をとっていた。TKSの帰還カプセルはVAあるいは11F74と呼ばれ、[[アポロ指令船]]と似て円錐形をしていたがより小型で、繰り返し利用できるものだった。帰還カプセルの上部には地球周回軌道から離脱する際に使用する減速ロケットを備えたモジュールが、さらにその上には緊急脱出システムが結合していた。
 
カプセルの下部にはFGB(または11F72)と呼ばれる巨大な円筒形のモジュールが結合していた。FGBは[[与圧]]されており、VAカプセルの底面にあるハッチを通じて移乗することができた。このモジュールの存在のため、TKS宇宙船は45m<sup>3</sup>に達する広大な内部空間を確保することに成功した<ref>これに対しソユーズ宇宙船の容積は9m<sup>3</sup>程度しかない。</ref>
 
FGBモジュールの尾部には、アルマース宇宙ステーションとドッキングするための覗き窓・制御装置・アンテナ・ドッキングポートが配置されていた。また、ステーションからの[[偵察]]活動で撮影した写真のフィルムを地上へ送り届けるための8個の小型再突入カプセルも運ぶ予定だった。