近江局(おうみのつぼね)は、慶長9(1604)ー寛文10(1670)に生きた女性。本名は福。 江戸時代、徳川家綱時代の御年寄。
二人の夫と別れたのち、親戚のつてをたどって大奥へ入った。
徳川家綱の時代の大奥を取り仕切った人物とされ、大きな権力を振るったとされる。
その証拠に、京へ送られる書状に彼女の署名だけがあったり、将軍家から屋敷を贈られたり、没後の弔間に大老が派遣されたといった特別扱いが目立つ。
寛文10(1670)年、66歳で没。