「カルラエの戦い」の版間の差分

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Dabofish (会話 | 投稿記録)
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[[スレナス]]が指揮を取るパルティア軍は数では圧倒されていたが、1,000の[[重騎兵|重装騎兵]]と9,000の騎乗弓兵でローマ軍の重歩兵を撃破した。騎乗弓兵はローマ軍の密集戦術に対し連続で一斉射撃を行った。パルティア軍は矢による弾幕を行うために、ラクダで矢を運んだ。
 
ローマ軍が散開して騎乗弓兵に突撃すると騎乗弓兵は退却するふりをして距離を開けて馬上から後方に射撃を行い、ローマ軍は矢攻撃に対して効果的であるが進軍速度が遅い防御陣形([[テストゥド]])へ変更することを余儀なくさせた。こうして足を止めたところにパルティア重騎兵が突撃した。こうした戦術は[[パルティアンショット]]と称され、現在は英語で「捨て台詞」を意味する。ローマ軍は単純な密集隊形を採用していたため、騎兵が機動力を発揮できる地形では不利であった。ローマ軍の大きな盾は矢の一斉射撃に対して有効な防御策となったが、盾を支え続けた兵士たちは負傷する前に[[脱水 (医療)|脱水症状]]と[[熱射病]]から衰弱した。
 
== 結果 ==