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{{otheruses|単位|その他}}
'''ジーメンス'''（siemens、記号:'''S'''）は、[[コンダクタンス]]・[[アドミタンス]]・[[サセプタンス]]の[[単位]]で、[[#モー|モー]]に代わって用いられるようになった[[SI組立単位]]の一つである。その名は[[ドイツ]]の[[物理学]]者[[ヴェルナー・フォン・ジーメンス]]にちなむ。▼
{{単位|
==モー==▼
名称=ジーメンス (siemens)|
記号=S|
単位系=[[国際単位系]]（[[SI組立単位|組立単位]]）|
物理量=[[コンダクタンス]]・[[アドミタンス]]・[[サセプタンス]]|
定義=1Aの直流の電流が流れる導体の二点間の直流の電圧が1Vであるときのその二点間の電気のコンダクタンス}}
▲'''ジーメンス'''（siemens、記号:'''S'''）は、[[コンダクタンス]]・[[アドミタンス]]・[[サセプタンス]]の[[物理単位|単位]]で、
その名は[[ドイツ]]の[[物理学]]者[[ヴェルナー・フォン・ジーメンス]]にちなむ。[[1971年]]の第14回[[国際度量衡総会]](CGPM)において、ジーメンスをSI組立単位に導入することが採択された。
コンダクタンスは[[電気抵抗]]の[[逆数]]であり、ジーメンスは電気抵抗の単位[[オーム]](Ω)の逆数として定義される。日本の[[計量単位令]]では「1[[アンペア]]の直流の電流が流れる導体の二点間の直流の電圧が1[[ボルト (単位)|ボルト]]であるときのその二点間の電気のコンダクタンス」と定義しているが、この定義はオームと同じものである。
ジーメンスを他の単位で表すと以下のようになる。
:S = Ω<sup>-1</sup> = A · V<sup>-1</sup> = [[クーロン|C]]<sup>2</sup> · [[秒|s]] · [[キログラム|kg]]<sup>-1</sup> · [[メートル|m]]<sup>-2</sup> = A<sup>2</sup> · s<sup>3</sup> · kg<sup>-1</sup> · m<sup>-2</sup>
▲== モー ==
コンダクタンス・アドミタンス・サセプタンスの単位として、かつて'''モー''' (mho) が用いられていた。これはオーム (ohm) を逆につづったもので、'''ムオー'''と読まれることもある。1モーは1ジーメンスに等しい。単位記号は Ω を上下逆さにした {{unicode|℧}} を用いた。この特異な記号は、手書きで代数を用いて計算をするとき S（ジーメンスの単位記号）よりも変数と見誤りにくいという利点がある。
すでにジーメンスは科学一般や電気・電子工学の分野で広く用いられているが、モーは「モー特性」といった電力工学分野の用語にいまもその名を残している。
== かつて用いられたジーメンス ==
[[1860年]]から20世紀半ばまで、「ジーメンス」もしくは「ジーメンス水銀単位」が電気抵抗の単位として使用されていた。その定義は「温度0[[セルシウス度|℃]]における長さ1メートル、断面積1平方ミリメートルの[[水銀]]の電気抵抗」というもので、およそ0.953オームであった。この単位は、1881年以降第二次世界大戦まで電信電話事業者の間で広く使用された。
*[[電気伝導率]] - 単位にジーメンス毎メートルを用いる。▼
== 組立単位 ==
{{単位|
名称=ジーメンス毎メートル|
記号=S/m|
単位系=[[国際単位系]]（[[SI組立単位|組立単位]]）|
物理量=[[電気伝導率]]|
定義=1mあたり1Sの電気伝導率}}
'''ジーメンス毎メートル'''（記号: S/m）は、[[電気伝導率]]（電気伝導度・導電率）の単位である。1ジーメンス毎メートルは、1メートルあたり1ジーメンスの電気伝導率と定義される。ジーメンス毎メートルは[[電気抵抗率]]の単位、オームメートル(Ωm)の逆数である。
{{SI電磁気単位}}
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[[Category:電気理論]]
[[Category:電気回路]]
[[Category:無線工学]]
[[af:Siemens]]
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