「丸木舟」の版間の差分
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[[古代]]、[[歴史時代]]、現存のものを含め、多くの例を占める単材刳舟は、一本の丸太を刳りぬいて造られるものであり大きさは材料となる木で制限され全長5~8m程度が一般的である。だが、[[大阪市]][[西淀川区]]大仁町鷺洲から発掘された[[古墳時代]]と推定される全長11.7mの[[クスノキ]]の刳舟など10mを越す大型のものも存在した。
複材刳舟のうち前後継ぎのものに、大阪市今福鯰江川の三郷橋(現・[[城東区]]今福西1丁目)で[[大正]]6年([[
=== 先史時代の丸木舟 ===
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**[[九十九里平野|九十九里]]地方 - [[九十九里浜]]沿岸での発見例は千葉県全体の8割に及ぶが、そのほとんどは栗山川水系での発見である([[匝瑳市]]:30艘以上、[[香取郡]][[多古町]]:20艘以上、[[山武郡]][[横芝光町]]:18艘、他)。これらの丸木舟の大部分は縄文時代後期から晩期のものとされているが、詳細な年代の特定がされていないものも多く、埋め戻されたものも少なくない。その中で1点のみ挙げれば、1995年に多古町で発見された全長7.45m、ムクノキの丸木舟がある。測定に基いて得られた年代は今から5,500年前、縄文時代前期にあたり、最古級にあたる丸木舟のひとつである。
*[[埼玉県]]
**埼玉県出土の丸木舟は25艘以上で、まだ相当数の丸木舟が埋まっており、全て掘り出せばおそらく30艘にはなるだろうとされている。[[1929年]]の[[綾瀬川]]の川底さらいで金明町地内から発見され草加市立歴史民俗資料館に展示されている長さ6.06m、幅67cmのカヤの木の丸木舟は、[[2001年]]に年代測定を行った結果、今から
*[[茨城県]]
**茨城県では17例の出土が伝えられている。最も古い発見例は[[安政]]年間のもので、大宝沼干拓の際発見され[[下妻市]]の大宝八幡宮に保管されている。
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