「スピッツベルゲン島」の版間の差分

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北部にある[[ニーオーレスン]]は、かつては[[石炭]]採掘業が盛んであったが、現在では炭鉱は閉鎖され、研究者に開放されている。
島の南側から西側へ[[スピッツベルゲン海流]]が流れている。
 
== 種子の箱舟計画 ==
[[image:Svalbard_Global_Seed_Vault_main_entrance_1.jpg|thumb|250px|スヴァールバル世界種子貯蔵庫の地表部施設]]
[[image:Svalbard_vault_mountain_cutaway.jpg|thumb|250px|種子貯蔵庫の全体構造]]
[[2008年]][[2月26日]]、地球上の[[種子]]を冷凍保存する世界最大の施設「スヴァールバル世界種子貯蔵庫(『グローバル種子ボルト』とも称。[[w:Svalbard Global Seed Vault|Svalbard Global Seed Vault]])」がスピッツベルゲン島の中心地・ロングイェールビエンにて立ち上げられた。
施設は、今後さまざまに予想される大規模で深刻な気候変動や自然災害、(植物の)病気の蔓延、[[核戦争]]等に備えて農作物種の[[絶滅]]を防ぐとともに、世界各地での地域的絶滅があった際には栽培再開の機会を提供することを目的としている。
 
最大300万[[種 (分類学)|種]]の種子を保存可能とされる地下貯蔵庫は、その温度をマイナス18~20[[摂氏|°C]]に保たれ、万が一、冷却装置が故障した場合にも[[永久凍土|永久凍土層]]によってマイナス4°Cを維持できる環境に置かれているとのことである。
また、[[地球温暖化]]が進んで海水面の上昇が起こった場合にも影響を受けることの無いよう、貯蔵庫は[[海抜]]約130mの岩盤内部約120mの地点に設けられている。
ノルウェー政府はこれを「種子の箱舟計画」と称し、100ヵ国以上の国々の支援を受けて具体化した。
なお、今後の運営は[[2004年]]に設立された独立国際機関[[グローバル作物多様性トラスト]]([[w:Global Crop Diversity Trust|GCDT]])<ref>[[国連食料農業機関]] (FAO) の下部機関。</ref>によって行われる。
 
スヴァールバル世界種子貯蔵庫のモニュメントのデザインは、環境をテーマとした作品で知られる日本人[[彫刻家]]・[[田辺光彰]]が手掛けた。
 
== 古生物化石 ==