「イラクサ」の版間の差分

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ヨーロッパのdioica種は料理・薬用[[ハーブ]]や[[コンパニオンプランツ]]として用いられている。ロシアではスープの具としても用いられる。
 
==奈良公園のイラクサ==
==進化==
奈良県にある[[奈良公園]]では、[[シカ]]による食害を防ぐために自身が「[[毒]]をもつトゲ」を多く持つように[[進化]]した、との研究結果を
[[奈良女子大学]]の教授・加藤禎孝らのグループがまとめた<ref>[http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/200902200488738152 イラクサの葉の外部形質の地域変異に及ぼすシカの採食の影響]</ref><ref>[http://www.fsm.affrc.go.jp/Old/joho-photo-81-100/082photo4.html]</ref>
グループは、県南部などのイラクサに比べ50倍以上もトゲが多く、この特徴が[[種子]]にも受け継がれていることを確認。実際、公園内のイラクサ、県南部のイラクサでシカに食べられやすいのはどちらか、という実験を行ったところ、県南部のものは全て食べられたが、公園内のイラクサは60%以上も残ったという。これについて教授は「1200年という長い間に、シカに対する防御機構が進化したのだろう」と話している。
 
==関連項目==