「ロシュミット数」の版間の差分

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追記。CODATA推奨値
1行目:
'''ロシュミット数''' ('''Loschmidt's constant''' (number)), 記号:<math>N_Ln_0 </math>とは 0℃、1気圧の気体 1cm<sup>3</sup> に含まれる分子数を言う。その数値は[[アボガドロ定数]], <math>N_A </math>と <math> N_L = N_A / V_m </math>) の関係にあり、 2.6868×10<sup>19</sup> となる。ここで<math> V_m </math>は、0℃0[[セルシウス度|℃]]、1[[気圧]]単位[[体積]]の[[理想気体1モルの体積]]に含まれる[[分子]]数、 2.2414×10<sup>4</sup> cm<sup>3</sup> の値を持つある
 
1[[モル]]に含まれる分子数を表す[[アボガドロ定数]] <math>N_A </math> = 6.0221415(10){{E|23}} mol{{sup|-1}}を、理想気体の[[モル体積]]<math> V_m </math> = 22.413996(39){{E|-3}} m{{sup|3}}mol{{sup|-1}}で除して求めることができ、その値は
気体中の分子数は最初、[[ロシュミット]]によってこの形で求められた。しかし、科学分野の発展と共に、定義が明確な[[アボガドロ定数]]の方が、より基本的な定数として採用されている。
:<math> n_0 = N_A / V_m</math> = 2.686 777 3(47){{E|25}} m{{sup|-3}} = 2.686 777 3(47){{E|19}} cm{{sup|-3}}
である([[CODATA]]2002年推奨値。括弧内は[[標準不確かさ]])。
 
気体中の分子数は最初、[[1865年]]に[[ヨハン・ロシュミット]]により気体の熱伝導を用いてこの形で求められた。しかし、科学分野の発展と共に、定義が明確な[[アボガドロ定数]]の方がより基本的な定数として採用されている。
 
物理学では、1[[モル]]の気体よりも単位体積中の気体の分子数を問題とする場合があり、ロシュミット数も用いられている。
 
また[[広辞苑]]は「今はあまり使わない」ものドイツ語圏文章中においてロシュミット数は「アボガドロ定数の別称」でもある書かれをロシュミット数と称していることがある。
 
{{DEFAULTSORT:ろしゆみとすう}}