「アメリカ国道」の版間の差分

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茴香 (会話 | 投稿記録)
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発足以降各地で賛否両論が起きたが、概ね幹線道路の沿線自治体では賛成、路線から外れてしまった地域では反対意見が多かった。Auto trailの草分け、リンカーン・ハイウェイ協会では、保有路線を可能な限り国道30号線として指定してもらったこともあり、国道建設計画を支持した。ただ他のauto trailの運営者はこれまで自社路線が担ってきた役割を新設の国道に代替されてしまうことを恐れ反対した。1926年1月14日から15日にかけて行われた公聴会でAASHOに非難が殺到した<ref name="FHWA planning"/>。
 
[[ノースイースト]]地方では、ニューヨーク州が従来通り路線の削減を求めたのに対し、南隣の[[ペンシルベニア州]]は(ちなみに当州は前述の地域会合には参加していない)AASHOに、より緻密な路線網の策定を求めた。結果的に6路線がニューヨークとペンシルベニアの州境で途切れることになってしまった(その後路線のニューヨーク州内への延長が行わた。現在も州境で途切れたままになっているのは220号線のみで、ペンシルヴァニアからニューヨークに渡ってすぐのニューヨーク州道17号線(近く州間高速道路86号線に昇格予定)との交差点付近で途切れている)。また20号線が[[イエローストーン国立公園]]で途切れてしまっていることから[[アイダホ]]、[[オレゴン]]両州が国立公園から先西海岸までの区間を30号線と入れ替えるよう求めた<ref name="FHWA planning"/>。
 
主に各地で議論になったのは、ほぼ同規模の道路が併走している場合にどちらを国道に指定するかという問題だった。特にかつてのauto trail同士の競合区間でこうした問題が顕著だった。1月の会合でAASHOは初めて2路線(40号線キャンザス州マンハッタン-コロラド州リモン間、及び50号線キャンザス州ボールドウィン-同ガーデン・シティー間)に併走区間を認めた。これを発端に、後大量の併走区間を生み出してしまうことになる。公式の路線一覧ではUS 40 North, US 40 Southのように記録されているが、案内上はUS 40NやUS 40Sのように略記されている<ref name="FHWA planning"/>。