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{{宇宙機
| 名称 = ルナ3号
| 画像 = [[File:Lunik 3.jpg|200px]]
| 画像の注釈 = ルナ3号。カメラの開口は上端にある。
| 所属 = [[ソビエト連邦]]
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}}
 
'''ルナ3号'''(ロシア語:{{lang|ru|Луна-3}}、ラテン文字表記の例:Luna 3)は[[ソビエト連邦|ソ連]]の[[宇宙探査機|無人月探査機]]。[[1959年]][[10月]]に打ち上げられ、世界で初めて[[月]]の[[月裏|裏側]]の様子を撮影した。
 
== 設計 ==
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[[10月6日]]、ルナ3号は月の南極付近に最接近した。最接近時の月表面からの距離は6200kmだった。この時はまだ月の撮影は行われず、ルナ3号は月の[[万有引力|引力]]で軌道を変えながら飛行を続けた。
 
[[10月7日]]、検出器が[[月の光]]を捉え撮影が開始された。月からの距離は6万3500kmだった。ルナ3号はその後40分で29枚におよぶ写真を撮影した。一連の撮影を終えたルナ3号は、姿勢制御の方式を元のスピン制御に切り替えて飛行を続け、月を半周して地球へ再接近する軌道に乗った。
 
ルナ3号は地球に向かいながら画像データの送信を行った。送信機の不調にもかかわらず10月18日までに17枚分のデータを転送することに成功したが、画像はいずれも不鮮明なものだった。
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== 成果 ==
[[File:Luna-3.JPG|thumb|220px|ルナ3号の[[切手]]]]月は常に地球に同じ面を向けているため([[自転と公転の同期]])、地上からの観測では月の裏側を見ることは不可能であり、その様子は長い間謎のままだった。ルナ3号の最大の成果は、月の裏側まで飛行し、世界で初めて月の裏側の撮影に成功したことである。
 
受信された画像は不鮮明だったが、月の表側と異なり、裏側には暗い[[月の海]]がほとんど存在しないことが明らかになった。判別できた地形には名称が与えられ、その中には[[ロシア]]に関係する名前が多い([[モスクワの海]]など)。