「スカルプチュア」の版間の差分

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{{Otheruses|爪の装飾品|その他|スカルプチャー}}
 
'''スカルプチュア'''(英:sculpture, sculptured nails)とは、[[ネイルアート#付け爪|付け爪]](人工爪)の一種。自爪の上に、[[アクリル樹脂]]やジェルなどを直接盛り、爪の延長や補強を行う技術。
(日本の[[ネイリスト]]の口語では略して、スカルプと言うことも多いが、頭皮の意味のスカルプ sc'''a'''lp とは、英語綴りが異なる)
 
[[ImageFile:BothHand.jpg|right|thumb|330px|スカルプチュアで爪の長さを長くした例]]
 
== 特徴 ==
=== 利点 ===
*短かったり割れやすかったりする爪を延長・補強する事が出来る(装飾ではなく、医療目的でも用いられる)
*自爪に合わせて一つ一つ作っていくため、[[ネイルチップ]]を貼り付ける通常の付け爪と違い、爪の大小や形に関係なく自然な仕上がりに出来る。
*同じ期間と生活条件では、[[ネイルチップ]]に比べると、自爪との密着が優れている。
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*除去する為には、やすりで削っていくか[[アセトン]]などで溶かすしかない。そのため頻繁に着け外しをすると自爪を傷めることがある。また通常、除去する作業も[[ネイリスト]]に依頼するため費用が発生する。
*装着後2~3週間経つと自爪が伸びてきて根元に境目が出来たり、装着したスカルプチュアが浮いたり欠けたりするため、定期的にメンテナンスが必要。
*メンテナンスを怠り浮いたままになっていると、自爪とスカルプチュアの間に自爪にカビが発生する恐れがある([[ネイルチップ]]よりも浮きや脱落の発生が低いため、かえってメンテナンスを怠りがちになることは、避けなければならない)
 
=== 健康への影響 ===
*厚生労働省は、2010年9月に「ネイルサロンにおける衛生管理に関する指針(平成22年9月15日健発0915第4号)」を発令<ref>http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T100921H0020.pdf</ref>しており、ネイル業界によっても、これを遵守(じゅんしゅ)し、啓蒙(けいもう)するよう計画されている。
*利用が広がるにつれ健康に関わるトラブルの発生もみられ、2008年10月に[[国民生活センター]]は『つけ爪による危害-かぶれ、やけど、カビが生えることも-』として注意を呼びかけている<ref>[http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20081016_1.html つけ爪による危害-かぶれ、やけど、カビが生えることも- 2008年10月] 国民生活センター</ref>。
*[[揮発性]][[発火性]]の高い[[アセトン]]の取り扱いに関わり、取扱者が怪我や気化したアセトンを吸入して気分が悪くなったりするなどのトラブルが報告されている。''アセトンに関する危険性は、[[アセトン]]の項を参照。''
 
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==== 利点 ====
*ジェルネイルに比べて、材料が安価で強度が高く、水などにも強い。
*アセトンに溶けるため、除去はしやすい。正しい手順で行えば、自分で除去することもできる(但し、アセトンに溶けずネイルには不適切であるMMAメチルメタクリレートを使用した粗悪な輸入商品もあるので注意が必要)
*爪に曲がりやねじれなどの歪みがあってもある程度矯正することが出来る。
*作れる形状の自由度が高く、ジェルネイルでは難しいシャープな形状も作りやすい。
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*施術時の匂いがきつく、また、ジェルネイルよりも総じて自爪へのダメージを受けやすい。
*施術を[[ネイルサロン]]で行なう場合、サロンメニューの中でも高価なものである。
 
 
=== ジェルネイル ===
[[紫外線]]で硬化する光硬化樹脂(アクリル系樹脂)のジェルを用いて、人工爪を形作る。
2006年頃から流行しておりジェルネイル専門店なども数多くできている。ジェルの種類は、大別してハードジェルとソフトジェルの2種類があり、除去する際には、そのまま削っていく(ハードジェル)、アセトンを浸透させ柔らかくして除去する(ソフトジェル:ソークオフジェルとも言う)という方法をとる。
(カルジェル、バイオスカルプチュアジェル、アクセンツ等は、ソフトジェルの有名海外ブランド名称)
 
==== 利点 ====
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*アクリルスカルプチュアに比べて材料が高価。
*ハードジェルは、アクリルスカルプチュアと同様に硬化後には硬さがあるため、日常の負荷による自爪からの剥離が起こりやすい。その防止として、自爪に荒いヤスリがけで溝を作り密着を高め、ジェルネイルが剥離することを防ぐ。この削りの段階で自爪が薄くダメージを受ける場合が多い。
*形成できる形状に限界がある。基本的には、硬化前は粘性のある流動体であるため、自爪または長さ出し用の台紙(ネイルフォーム)の形に沿ってジェルが重力で水平になろうとする(セルフレリング)。自爪の形を矯正することには向かない。
*長さを出すと折れやすい。特にソフトジェルの長さ出し(イクステンション)は、通常2~42~4ミリ程度までで、ネイルサロンによってはクレームを避けるため、長さ出しを行なわないところもある。
*水に弱い。
 
 
== 脚注 ==
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{{化粧品}}
 
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[[Category:身体装飾]]