「放送禁止」の版間の差分

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3.これは何よりも重要なことであるが、テレビという強力なメディアに従事する人々はテレビには価値や道徳規準に影響を及ぼす力があり、また、すべての人びとの生活を豊かにする能力があることを十分意識しなければならない。放送事業者は、大衆のさなざまな好みや態度に注意を払い、それらを知っていなければならない。同時に、それらを変化させ成長させていく力があることを自覚し、その意味で指針を大衆に示すようにしなければならない。
 
すなわち放送禁止の対象となるものは、法改正のみならず、世論動向などにより時代と共に変化していく。このため古い番組内容の再放送などで問題になる。コメントについては該当する部分を消すといった処置が行われるが、例えば未成年者の飲酒(アニメ-ション作品『[[赤毛のアン]]や『[[はいからさんが通る]]』などでもみられる)あるいは過去、法規制のなかった、ヘルメットをかぶっていない状態でのオートバイの運転場面などが含まれていると放送が難しくなる。その一方で、放送前にあらかじめその旨、お断りを入れて、オリジナルのまま放送することもある。
 
近年、すなわちNHKで番組の規制基準が変わっ見直された[[2008年]]頃を境に(同年、NHKは「放送可能用語」を公開している。詳しくは[[放送禁止用語]]を参照のこと。)アニメーションやドラマなどにおける法抵触場面ですら対象とされるようになり、例えば悪役でも車を運転する際はシートベルトを締め、オートバイを運転する際はヘルメットをかぶる。また、大学1、2年生の飲酒の場面なども放送されなくなった。従来より犯罪を肯定・助長しないものであれば問題はなく、過去、むしろ挑戦的な内容のものすら制作され、放送されてきたのであるが、特に[[インターネット]]の普及による広告収入減、地上波デジタルテレビジョン放送移行のための莫大な支出などにより、今日、多くの[[放送事業者]]は、未曾有の厳しい財政状況に置かれており、「問題となりそうな部分は、はじめから避ける=事なかれ主義」傾向にあり、あたりさわりのない範囲にとどめるためであると言われる。またドラマ制作などでも主に財政的な事情により、私有地道ではなく、公道を使う場合が多くなっており、この場合には例外なく、ヘルメット、シートベルトが必須、これを後で画像処理により除くのにもまた費用がかかることから行わないといったことによるとされる。
 
== 参考文献 ==