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『[[仁義なき戦い]]』シリーズでのミニ山守とも言うべき姑息で優柔不断な親分・打本昇役や、[[市川崑]]監督・[[石坂浩二]]主演の[[金田一耕助]]シリーズの警部(または署長。粉薬を手放さず大仰な身振りで早合点を繰りかえす同一キャラクターだが、役名は毎回異なり金田一とも初対面に戻ってしまう)など印象的なバイプレイヤーとして活躍。また、盟友・今村昌平監督とその弟子・[[浦山桐郎]]監督作にも重要な役で出演している。1970年代にはNHKで放映された「警部マクロード」の上司役のアテレコも茶の間の人気を呼んだ。近年は映画『[[釣りバカ日誌]]』で主人公・浜崎伝助の務める鈴木建設の秋山専務役、『[[日本沈没#2006年の映画|日本沈没]]』では総理大臣(石坂浩二)と田所雄介博士([[豊川悦司]])が対峙する場面でその後ろにいる地球物理学の権威の役を演じている。
 
[[2006年]]に映画『[[犬神家の一族]]』が30年ぶりにリメイクされた際には、石坂浩二らとともにオリジナル版と同じ役で登場した。金田一シリーズの「よしっ!分かった!」という手をポンと叩きながら発するフレーズは特に強い印象を与えており([[野村證券]]のCMでも使用された)、バラエティ番組『[[ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!]]』([[フジテレビジョン|フジテレビ]]系)の1コーナー「クイズよしっ分かった!」のモデルとなり、レギュラー出演もしていた。
 
[[エッセイ]]執筆などもこなす器用な人物だが、自分の半生や戦前の下町の様子などを語る場合には、枕言葉で生まれた「小田原町」が必ず出てくる。現在では存在しない地名のため、[[小田原市]]と混同されるが、[[明石町 (東京都中央区)|築地明石町]]や小田原町は電信や郵便といった明治の文明開化が上陸した最初の地であるため、江戸人は強いプライドを持っていたらしい。