「バックミンスターフラーレン」の版間の差分

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|出典 = 結晶構造<ref name="william"/>
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| IUPACName = (C<sub>60</sub>-Ih)[​5,6]fulle​rene
| OtherNames = Buckyball; Fullerene-C60; [60]fullerene
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バックミンスターフラーレンの構造は、20の[[六角形]]と12の[[五角形]]からなる[[切頂二十面体]]であり、それぞれの多角形の頂点は[[炭素]][[原子]]、多角形の辺は[[炭素-炭素結合]]である。C<sub>60</sub>分子の[[ファンデルワールス半径|ファンデルワールス直径]]は約1.01[[ナノメートル]] (nm) である。C<sub>60</sub>分子の核間距離(炭素骨格の直径)は約0.71&nbsp;nmである。C<sub>60</sub>分子には2種類の結合距離がある。6:6環結合(2つの六角形の間)は[[二重結合]]と考えることができ、6:6結合(六角形と五角形の間)よりも短い。平均結合距離は1.2[[オングストローム]] (Å) である。C<sub>60</sub>構造中の炭素原子は、それぞれ3つの炭素原子と[[共有結合]]している。炭素原子は6個の[[電子]]を有していることから、電子構造はu2,4である。安定化するためには、炭素原子は[[電子配置|最外殻]]に8個の電子が必要であり、3つの炭素原子との共有結合では、最外殻の電子は7個にしかならない。このことは、全炭素原子上の結合に関与していない電子が、化合物中の全原子に渡って自由に浮かんでいることを意味している。電子は[[電荷]]を持っているため、この自由電子運動はバックミンスターフラーレンが非常によい[[導電体]]となることを意味している。このことにより、バックミンスターフラーレンは、その大きさのため、[[ナノテクノロジー]]において非常に有用となっている。
[[ファイル:Fullerene-in-benzene.png|thumb|left|バックミンスターフラーレンの[[ベンゼン]]溶液]]
[[ファイル:C60 isosurface.png|thumb|center|バックミンスターフラーレンの基底状態電子密度の等密度面(密度汎関数法による計算)]]
{{-}}
==脚注==