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歌劇の合間に作曲したピアノ曲は少数だが、[[グレン・グールド]]が演奏したことで知られる半音階的変奏曲、[[無言歌]]『ラインの歌』([[1865年]])などの作品は現在も演奏される。また、サン=サーンスの[[ピアノ協奏曲第2番 (サン=サーンス)|ピアノ協奏曲第2番]]などのピアノソロ用編曲も残しており、特にサン=サーンスの編曲は技巧派ピアニストが取り上げる難曲として知られている。
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{{main|ビゼーの楽曲一覧}}
=== [[オペラ]] ===
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*:全4幕のオペラ。ビゼーのオペラの中でもっとも有名で広く知られている作品である。台本はL.アレヴィとH.メイヤックによる。
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*『[[美しきパースの娘]]』▼
*:全3幕4場のオペラ。上演されることは多くないが、アリア『耳に残るは君の歌声』や二重唱が有名である。生前のビゼーの出世作でもあった。台本はE.カレとM.コルモンによる。
*:NHKの「[[みんなのうた]]」で放送された「小さな木の実」はこの中のアリア「セレナード」の旋律の一部に日本語の歌詞をつけたもの。組曲版にこのアリアは含まれていない。▼
*「イワン雷帝」(未完)▼
▲*:全4幕のオペラ・コミック。ウォルター・スコットの原作による。NHKの「[[みんなのうた]]」で放送された「小さな木の実」はこの中のアリア「セレナード」の旋律の一部に日本語の歌詞をつけたもの。組曲版にこのアリアは含まれていない。
*:全5幕のオペラ。第5幕は未完で、その後長い年月を経て[[1946年]]にヴュルテンベルクにて初演された。台本はA.ルロワとH.トリアノンによる。なお[[1951年]]に上演された際は、アンリ・ビュッセルの編曲によって行われたが、タイトルは『イヴァン4世』であった。
=== オペ
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*:18歳の時に作曲。ジャック・オッフェンバックの企画したコンクールで応募した際に第1席を獲得した作品。初演時は好評を持って迎えられという。若書き故に現在は滅多に上演されない。台本はL.バトゥとL.アレヴィによる。
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*:合作のオペレッタ。その内の第1幕を担当した。後に破棄される。
=== [[付随音楽|劇付随音楽]] ===
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*:全3幕27曲からなる付随音楽。[[アルフォンス・ドーデ]]の[[戯曲]]のために音楽付けしたものである。後にオーケストラのための2つの組曲が編まれ
=== 管弦楽曲 ===
*:全4楽章からなる初期の交響曲。生前には一度も演奏されることはなく、作曲の80年後の[[1935年]]に初演される。
*:全4楽章からなる管弦楽作品。10年以上にわたって改訂が施され、ビゼーの存命中には完全な形で演奏されることはなかった。
*[[祖国 (ビゼー)|演奏会用序曲『祖国』]](1873年)
*:本来はオペラ『ドン・ロドリーグ』のために作られた作品である。しかしオペラが未完のまま放棄されたため、急遽演奏会用序曲として改作されたもの。
=== [[合唱曲]] ===
*カンタータ
*:ビゼーがローマ賞を獲得した作品として知られる[[カンタータ]]である。その後総譜は一時紛失していたが、[[1988年]]に再発見され、同年に蘇演された。
*テ・デウム(1858年)
*パトモス島の聖ヨハネ▼
*:ローマ賞を受賞した翌年に書かれた合唱曲。ローマ滞在中に作曲されたもの。
*交響的頌歌
*:L.ドライドルの作詞による合唱と管弦楽のための作品。全曲はめったに演奏されないが、この中の曲『君の心を開け』は多く演奏される。
▲*パトモス島の聖ヨハネ(1866年?)
*:ヴィクトル・ユゴーの作詞による男声合唱曲。
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*古い歌▼
*:初期の習作。
*はちすずめ▼
*:連弾のための作品。後にビゼーによって管弦楽編曲版も作られ、現在では後者が多く演奏されている。
*:全6曲からなるピアノ曲である。
*:『演奏会用半音階的変奏曲』とも。[[ピアニスト]]の[[グレン・グール]]ドはこの作品を録音している。
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▲*古い歌(1865年?)
▲* 夜想曲第1番 ヘ長調(1854、習作) ピアノ曲
*てんとう虫(1868年)
▲* [[交響曲 (ビゼー)|交響曲ハ長調]](1855、作曲の80年後の1935年に初演)
▲*はちすずめ(1868-73年頃)
▲* 交響組曲『[[ローマ (ビゼー)|ローマ]]』(1860 - 1871)
▲* ラインの歌(1865) ピアノ曲
▲* 半音階的変奏曲(1868) ピアノ曲
▲* [[子供の遊び (ビゼー)|子どもの遊び]] Op.22(1871)
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*サン=サーンス:[[ピアノ協奏曲第2番 (サン=サーンス)|ピアノ協奏曲第2番 ト短調]]
== 外部リンク ==
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