「二酸化硫黄」の版間の差分

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二酸化硫黄は[[呼吸器]]を刺激し、[[せき]]、[[気管支喘息]]、[[気管支炎]]などの障害を引き起こす。
 
0.5 [[ppm]] 以上でにおいを感じ、30-40 ppm 以上で呼吸困難を引き起こし、100 ppm の雰囲気濃度下に50~70分以上留まると危険。400 ppm 以上の場合、数分で生命に危険が及ぶ。500 ppm を超えると嗅覚が冒され、むしろ臭気を感じなくなる。高濃度の地域に短時間いるよりも、低濃度地域に長時間いる場合の被害のほうが多い。
 
代表的な例として、日本における第二次世界大戦後の[[四大公害事件]]とされ、1961年頃より発生した[[四日市ぜんそく]]があげられる。[[1960年|1960]]~[[1970年|70年]]代に高濃度の汚染を日本各地に引き起こしたが、工場等の[[固定発生源]]や[[石油]]の使用による発生も[[脱硫装置]]により対策が進められた結果、汚染が改善された。また[[足尾銅山鉱毒事件]]も有名である。