「ア・バオア・クー」の版間の差分

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この時、キシリアは司令席のギレンに対し、「父親殺しの大罪を犯した<ref>ギレンは、作戦開始前に和平交渉のためレビル将軍との会見に赴いた父デギン公王を、ソーラ・レイの発射により、もろともに葬っている。</ref>」として銃口を向け、銃を向けられたギレンは真に受けず軽笑してあしらったが、0079年12月31日9時25分、ギレンはキシリアにより殺害された。現場を目撃した司令室の[[士官]]たちは動揺し、重い空気が流れていたが、[[機動戦士ガンダムの登場人物 ジオン公国軍 (た行-わ行)#トワニング|トワニング]]准将による、「ギレン総帥は[[戦死]]した」いう一言は、その場の沈黙を鎮め、キシリアに指揮権を引き継がせることになった。
 
しかし、ギレンの殺害からキシリアに指揮権が引き継がれるまでの間において命令が出せなくなったことからジオン軍要塞守備隊の指揮系統に混乱を招き、地球連邦軍の攻撃に対して一瞬の隙を作ることになってしまった。
 
この隙を突いた地球連邦軍の攻撃は熾烈なものがあったようで、同日9時40分にNフィールドのドロス級大型空母「ドロス」が撃沈され、さらに同日10時10分にはSフィールドの「ドロス」の同型艦である「ドロワ」も撃沈された。防衛の死角を埋めるドロス級大型空母2隻全てを失ったジオン軍要塞守備隊は急激に防衛力を削られていった。
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その頃、戦いは地球連邦軍モビルスーツ隊及び着岸した艦艇から突入を開始した陸戦隊が要塞内部へ侵入したことにより、要塞内部での乱戦となり、あちこちで設備が損傷し始めていた。
 
ここに至ってキシリアは敗が濃厚になったと判断し、[[ザンジバル (ガンダムシリーズ)|ザンジバル級機動巡洋艦]]で脱出を試みたが、同日12時05分に翻意した配下の[[シャア・アズナブル]]大佐される。直後に地球連邦軍の[[サラミス (ガンダムシリーズ)|サラミス]]級巡洋艦数隻の集中射撃によってザンジバルも撃沈された。こうしてジオン公国は指導者たる[[ザビ家]]の主要メンバー全員が死亡した。
 
同日12時30分には、戦闘の影響により[[ミサイル]]工場から火災が発生。[[電気]]の供給が停止して指揮系統が完全に麻痺した他、空調設備も働かなくなり、要塞としての機能に致命的な影響を及ぼし始めた。