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== 南極 ==
[[1973年]]9月に、[[みずほ基地|みずほ観測拠点]]において地震計を用いた氷震観測が行われた。障害が発生したために十分な観測ができなかったが、計210時間にわたる記録の結果、気温が-35℃以下でかつ、その変化の割合が1時間に-2.5℃以下ないし-1℃の場合が数時間続くという条件のもとで、氷震が発生していることが明らかとなった<ref>[http://ci.nii.ac.jp/naid/110001183089 みずほ観測拠点で観測した氷震] </ref>。.
 
[[ワシントン大学]]の地震学者ウィーンズと、[[ペンシルベニア州立大学]]の氷河学者アナンダクリシュナンは、南極の[[ウィランズ氷河]]では[[スティック・スリップ運動]](滑っては止まるを繰り返す動き)が[[潮汐]]の働きによって1日2回、規則的に起きているということを発見した<ref>[http://www.nikkei-science.com/topics/bn0901_1.html 日経サイエンス2009年1月号] </ref>。「ナショナル・ジオグラフィック誌2009年1月号」によれば、氷震の規模を示す[[マグニチュード]]は7(M7.3の[[兵庫県南部地震]]に匹敵する)に達するといわれている。しかし、数秒~数分と短時間に揺れる通常の地震と違い、20~30分にかけてゆっくりと長時間にわたって揺れるため、揺れは感じない。それでも5000kmほど離れた[[オーストラリア大陸]]では揺れを観測する<ref>[http://co2.eco.coocan.jp/glacierquake0.htm 温暖化による氷河地震ー海面上昇ー大津波] </ref>。