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== 歴史 ==
=== 先秦 ===
{{seealsoSee also|東洋哲学|老荘思想}}
各国の文学同様、中国文学も文字で書かれる以前から口承文芸の形で存在し、音楽性を伴った[[歌謡]]が歌われていた。はじめて歌謡を採集して文字の形で残したのが『[[詩経]]』である。『詩経』は古くは『詩』と呼ばれ、[[押韻]]を伴う四言詩であり、[[韻文]]の始祖と言える[[アンソロジー]]である。「風(民謡)」「雅(宮廷音楽)」「頌(祭礼音楽)」の3つからなり、黄河流域で発生した。『詩』は[[戦国時代 (中国)|戦国時代]]には[[儒家]]の重要な6つの経典、[[六経]]の一つに挙げられている。この後揚子江流域で『[[楚辞]]』が生まれ、これは後に[[賦]]へと続く。
 
[[散文]]では『[[書経|尚書]]』という歴史書が編まれたが、これは政治演説集といった性格を持っている。また『[[春秋]]』という記事を羅列する歴史書が編まれた。これらも儒教の六経に挙げられている。[[戦国時代_(中国)|戦国時代]]になると、[[諸子百家]]と称される思想家たちが『[[論語]]』『[[老子]]』『[[荘子 (書物)|荘子]]』『[[韓非子]]』『[[孫子 (書物)|孫子]]』といった哲学的・思想的な作品を残した。歴史書では『[[春秋左氏伝]]』といった作品が残されている。
 
{{seealso|東洋哲学|老荘思想}}
 
=== 漢代 ===
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しかし、[[老舎]]が[[文化大革命]]時に自殺に追い込まれたり、中国語作家最初のノーベル文学賞受賞者が中国を亡命して[[フランス]]国籍を取得した[[高行健]]であったなど、政治との間に緊張関係が存在することも、近現代中国文学発展や研究の課題である。現代中国文学は、優秀な人材を輩出していて、年少作家も多く出ている。
 
== 参考文献 ==
* [[増田渉]] 『中国文学史研究―「文学革命」と前夜の人々』[[岩波書店]]。ISBN 400001319X
* [[吉川幸次郎]]述、[[黒川洋一]]編 『中国文学史』 岩波書店。ISBN 4000013130
* [[前野直彬]]編 『中国文学史』 [[東京大学出版会]] 1980年
* [[竹田晃]]・黒田真美子編 『[[中国古典小説選]]』 [[明治書院]]全12巻、2006-09年
 
== 関連項目 ==
* [[中国文学者]]
* [[中国の歴史|中国史]]
* [[元号一覧 (中国) ]]
* [[水滸伝の成立史]]
* [[小説家一覧]]
* [[文芸評論]]
* [[武侠小説]]
 
== 外部リンク ==
==参考文献==
{{commonscatCommonscat|Literature of China}}
*[[増田渉]] 『中国文学史研究―「文学革命」と前夜の人々』[[岩波書店]]。ISBN 400001319X
* [http://chinese.dsturgeon.net/index_gb.html 中国哲学書電子化計画] - 中国古代文学資料(中文)
*[[吉川幸次郎]]述、[[黒川洋一]]編 『中国文学史』 岩波書店。ISBN 4000013130
*[[前野直彬]]編 『中国文学史』 [[東京大学出版会]] 1980年
*[[竹田晃]]・黒田真美子編 『[[中国古典小説選]]』 [[明治書院]]全12巻、2006-09年
 
{{世界の文学}}
==外部リンク==
{{lit-stub}}
{{commonscat|Literature of China}}
{{China-stub}}
*[http://chinese.dsturgeon.net/index_gb.html 中国哲学書電子化計画] - 中国古代文学資料(中文)
 
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[[Category:文学史]]
<!--[[Category:東洋学|*ちゆうこくふんかく]]-->
 
{{世界の文学}}
{{lit-stub}}
{{China-stub}}
 
[[bs:Kineska književnost]]