削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
{{要出典}}が全段落に対して張られている特定節の冒頭に{{出典の明記}}のみを提示し、各段落の要出典タグを除去。
2行目:
 
== 特徴 ==
 
[[地域]]や[[業種]]によって[[刃]]や握把の形状に[[バリエーション]]があるが、基本的には
* 片手持ちに適する
10 ⟶ 9行目:
 
===構造===
{{出典の明記|date=2012年1月|section=1}}
通常、柄は刃側に対して内側にやや傾けて取り付けられる。重量と刃の厚みを利用して、[[薪]]や[[竹]]を割ることも出来る。
多くは先端が矩形になっている(角鉈)。その他に、刃先と切っ先がついた「剣鉈」(つるぎなた、けんなた)というものもある。剣鉈のなかには、銃の信頼性が低い時代に半矢となって逆襲してくる大型獣に対抗するため、[[マタギ]]狩猟者集団が槍の穂先としての転用を前提とし、共柄の部分を袋状の構造とした、「フクロナガサ」、「フクロヌイバ」というものがある{{要出典|date=2012年1月}}。この場合、刃と柄の角度はほぼ直線状に配置される{{要出典|date=2012年1月}}
刃の横断面は、片刃、両刃共に見られるが、片刃の場合、利き手による方向性がある。両刃の場合、叩き切りや割る用途に適した耐衝撃性に強い、日本刀と同じ、蛤(はまぐり)刃という刃付けが見られる{{要出典|date=2012年1月}}
 
地域によって形状が異なり、木柄を付けるものもあれば刃と一体になった共柄の物もある。木柄も木の棒に切れ込みを入れ、そこに本体を差込み目釘で固定するものあれば、斧や[[鍬]]のように峰に穴(ヒツ)を設けそこに木の棒を差し込むものもある。刃の形状も、斧に似たものや鎌に似たもの、先端部分に突起(「石突」「[[鼻]]」等と呼ばれる)を設ける物も多い{{要出典|date=2012年1月}}
 
近年では地域毎に存在する[[鍛冶屋]]が激減したうえ、刃物の生産地が限られるようになり地域毎のバリエーションは減少しつつある{{要出典|date=2012年1月}}。
 
近年では地域毎に存在する[[鍛冶屋]]が激減したうえ、刃物の生産地が限られるようになり地域毎のバリエーションは減少しつつある{{要出典|date=2012年1月}}
 
===使用法===
25 ⟶ 24行目:
 
===軍用品===
{{出典の明記|date=2012年1月|section=1}}
旧[[大日本帝国陸軍]]に於いても[[斧]]や[[鎌]]、十字鍬([[ツルハシ]])や円匙([[シャベル]])等といった道具類と一緒に[[工兵]]や他の一般[[兵科]]に支給されており(革鞘に刃を収納し[[軍服 (大日本帝国陸軍)|軍衣]]の上に締めている[[帯革]]に付けて携行する)、草木を掃う等といった通常の使い方だけでなく、緊急の[[白兵戦]]時には[[軍刀]]や[[銃剣]]の様に対人戦用の刃物として使われる事もあった{{要出典|date=2012年1月}}
 
[[第一次インドシナ戦争]]では[[フランス軍]]に対し、[[ベトミン]]が鉈を持って突貫することが度々あった{{要出典|date=2012年1月}}。[[ベトナム戦争]]では、戦場となった密林では硬い植物が多く、柔らかい植物に適した[[マチェテ]](薄刃で熱処理も軟らかめである)では不十分であるとして[[米軍]]兵士の中に日本で購入した鉈を使用する者もあり、米軍側も明らかに木柄の角鉈をモチーフにしたブッシュナイフを支給している。{{要出典|date=2012年1月}}、
 
[[第一次インドシナ戦争]]では[[フランス軍]]に対し、[[ベトミン]]が鉈を持って突貫することが度々あった{{要出典|date=2012年1月}}。[[ベトナム戦争]]では、戦場となった密林では硬い植物が多く、柔らかい植物に適した[[マチェテ]](薄刃で熱処理も軟らかめである)では不十分であるとして[[米軍]]兵士の中に日本で購入した鉈を使用する者もあり、米軍側も明らかに木柄の角鉈をモチーフにしたブッシュナイフを支給している。{{要出典|date=2012年1月}}、
== 相撲用語の鉈 ==
[[相撲]]に鉈と呼ばれる攻め技がある。片腕の肘を相手の喉に押し付け、もう一方の腕で相手の片腕を外側から抱え込み、片閂(かたかんぬき)に決める技。肘で喉を攻める様が鉈を振るうさまによく似ていることから命名された。上半身の力が必要で、現代の[[大相撲]]ではめったに見られない。
34 ⟶ 35行目:
[[ホラー映画]]『[[13日の金曜日 (映画)|13日の金曜日]]』シリーズに登場する猟奇殺人鬼・[[ジェイソン・ボーヒーズ]]が得物として最も多く使用した。また、それよりも若干前に公開された『[[ゾンビ (映画)|ゾンビ]]』ではゾンビ相手に人間が鉈で戦うシーンが登場する。
これは以降の作品に大きな影響を与えて、鉈を凶器とする、もしくは護身用で使う人物が登場するホラー作品がしばしば現れている。これらは実際にはマチェテであることが多いが、日本では上記のように「鉈」と翻訳・認識されることが多い。
 
 
== 関連項目 ==