「シーベルト」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
m +{{出典の明記}}
1行目:
{{出典の明記|date=2012年9月}}
{{単位|名称=シーベルト|記号=Sv|単位系=[[国際単位系]] ([[SI組立単位|組立単位]])|物理量=線量当量|定義=1Gyに放射線荷重係数を乗じた量|画像=}}
'''シーベルト'''(Sievert。(sievert、{{IPA-en|ˈsiːvə''r''t}}、[[スウェーデン語]]発音: {{IPA|ˈsiːvəʈ}}、{{IPA-en|ˈsiːvə''r''t}})は、[[生体]]の[[被曝]]による生物学的影響の大きさ(線量当量)の単位。記号は'''Sv'''。[[SI単位]]の一つである。
 
'''シーベルト'''(Sievert。[[スウェーデン語]]発音: {{IPA|ˈsiːvəʈ}}、{{IPA-en|ˈsiːvə''r''t}})は、[[生体]]の[[被曝]]による生物学的影響の大きさ(線量当量)の単位。記号は'''Sv'''。[[SI単位]]の一つである。
 
線量当量とは、[[吸収線量]]([[放射線]]から受ける[[エネルギー]])に、法令で定められた係数(放射線の種類ごとに定められた人体の障害の受けやすさ)を掛けたものである。
32行目:
 
== 放射線防護とシーベルト ==
{{See also|自然放射線|環境放射線}}
人体が放射線にさらされる事を[[被曝|放射線被曝]] (ほうしゃせんひばく) といい、人体は世界平均にして年間およそ 2.4 mSv (= 2,400 μSv) の[[自然放射線]]にさらされている。大量の放射線は人体に有害であるため、[[放射性物質]]を扱う環境にある人は、自分がどの程度の放射線を受けたのかを、常に厳密に管理しなくてはならない。その際に用いられる尺度の一つがシーベルトである。
 
41 ⟶ 42行目:
 
これに加えて、シーベルトは[[グレイ (単位)|グレイ]]に対して放射線種や対象組織による係数(厳密な数値ではない)を乗じて得る単位なので、たとえ放射線種がX線やガンマ線であっても[[グレイ (単位)|グレイ]]と同等の厳密さを持つと考えてはならない。[[SI組立単位]]に入ってはいるがシーベルトは管理された環境下での人体防護を主眼とした放射線管理・放射線防護目的の単位であり、社会学的な単位とも言える。
{{See also|自然放射線|環境放射線}}
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist|group="脚注"}}
 
== 参考文献 ==
{{Reflist|group="参考"}}
 
65 ⟶ 61行目:
 
{{DEFAULTSORT:しいへると}}
 
[[Category:放射能の単位]]
[[Category:SI組立単位]]