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Erich Franke は1934年、ワイヤレース式の転がり軸受([[:en:wire race bearing|wire race bearing]])を発明し、特許を取得した。彼は接触面積を可能な限り小さくすることに取り組み、それを軸受けを囲んでいる部分にまで適用した。第二次世界大戦後、彼は Gerhard Heydrich と共に Franke & Heydrich KG という会社を創業した(現在の Franke GmbH)。
 
初期のすべり軸受と[[転がり軸受]]は[[木材]]で作られていたが、[[セラミックス]]、[[サファイア]]、[[ガラス]]なども使われ、最近では[[銅]]、[[青銅]]などの金属、セラミックス、プラスチック(例えば、[[ナイロン]]、[[ポリアセタール]]、[[ポリテトラフルオロエチレン]]、[[超高分子量ポリエチレン|UHMWPE]])などもよく使われる。[[腕時計]]などでは、軸受に複雑な機構を使えないため、[[コランダム#単結晶の人造法|合成コランダム]](人造ルビー・または人造サファイア)などの硬度が高い宝石(人工貴石)を使って磨耗を防いで精度を維持している。いわゆる「石数」は軸受としての宝石数を意味する。古い材質でも高い耐久性を示すことがある。例えば、古い[[水車]]では木製の軸受けが使われているが、水が冷却と潤滑の役目を果たすため、今も機能し続けている。
 
今日では、超高速回転用軸受が[[歯科]]用の機械で使われたり、[[航空宇宙用ベアリング]]が[[マーズ・エクスプロレーション・ローバー]]で使われたりするなど、軸受は様々な用途で使われており「機械産業の米<ref>[http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120421/crm12042100500001-n1.htm 「機械産業の米」 長年の悪弊断ち切れず ベアリングカルテル] 産経新聞 2012年4月21日</ref>」と呼ばれている。