削除された内容 追加された内容
Naossi (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
2行目:
'''戦犯'''(せんぱん)
==概要==
* 戦犯とは正しくは『[[戦争犯罪]]を意味すいは『戦争犯罪者』の略であり、[[戦争]]における[[国際法]]上の違反行為をす。
* 現代の日本においては、ほとんどの場合本来の「戦いのルールに違反する」という意味ではなく「敗戦や失敗の原因を作った責任者」という意味でのみ用いられる。
* 現在の日本において『戦犯は』失敗責任や敗戦責任と混同する例がしばしば見られるが、これらは戦犯(戦争犯罪)とは明かに意味合いが違う間違った用例である。
 
スポーツを例に取れば、「ボールなどの道具に細工をする」や「相手の選手を故意に傷つける」などの不正行為ではなく、「好機に得点できなかったり、失点の原因を作った選手」や「適切な采配を怠った監督」などのことを指す。
日本における戦犯とは[[大東亜戦争]]または[[第二次世界大戦]]での敗戦の結果、戦勝国(連合国側)にって開かれた[[東京裁判]]等での裁判によって有罪が決められた人々をさす。しかし近年では戦争犯罪とは無関係である政治やスポーツに乱用して面白がる場合が殆どである。
これは[[極東軍事裁判]](東京裁判)において[[東條英機]]をはじめとする[[A級戦犯]]が[[事後法]]によって裁かれたことや、本来ならば無実と推定される多くの[[BC級戦犯]]が理不尽に処刑されたことなどの経験により、日本人の心情の中で「結果責任」という形に意味のすり替えが行われた結果であると考えられる。
 
日本における戦犯とは[[大東亜戦争]]または[[第二次世界大戦]]での敗戦の結果、戦勝国(連合国側)にって開かれた[[東京裁判]]等での裁判によって有罪が決められた人々をさす。しかし近年では戦争犯罪とは無関係である政治やスポーツに乱用して面白がる場合が殆どである
* 東京裁判からして裁判の運営に様々な問題が見られるが、この裁判によって有罪とされ処罰された人達の多くはその後[[免罪]]されている。
* (※ちなみに第二次世界大戦に対する日本の呼び名は大東亜戦争であり、太平洋戦争の呼び名はアメリカを中心とした連合国側の対日戦争の視点であり、戦後に戦勝国によって広められた呼び名である)
17 ⟶ 20行目:
;A、B、C級戦犯の留意点と問題点
* A級戦犯、B級戦犯、C級戦犯はそれぞれの罪の種類であって罪の重さではない。
* A級戦犯、C級戦犯は[[事後法]]である。事後法とは相手に罰を与えるために後から罪状を作り上げて裁くことを言う。日本を含めた法治国家と認知される国々にあって事後法はタブーとされている。
* B級、C級は区別が明確にされていない場合もあり、混同もしくは同時表記されている事も多い。
* 国際法では全ての国に交戦権(戦争の権利)が認められている事から、A級戦犯自体が戦争犯罪と呼べるかに疑問がある。