「祓戸大神」の版間の差分
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'''祓戸大神'''（はらえどのおおかみ）とは、[[神道]]において[[祓]]を司どる[[神 (神道)|神]]である。祓戸（祓所、祓殿）とは祓を行う場所のことで、そこに祀られる神という意味である。
祓戸大神
*瀬織津比売（せおりつひめ） -- もろもろの禍事・罪・穢れを川から海へ流す
神職が祭祀に先立って唱える祝詞である「祓詞」では、この祓戸大神に対し「祓へ賜ひ清め賜へ」と祈っている。
▲「大祓詞」によると「速開津媛命がもろもろの禍事・罪・穢れを飲み込んだのを確認して根の国・底の国に息吹を放つ」神とされる。
これらの神の名は記紀には見られず、記紀のどの神に対応するかについては諸説ある。[[神産み]]において、[[イザナギ|伊邪那岐命]]（いざなぎ）が[[黄泉]]から帰った後、筑紫の日向の阿波岐原にて[[禊]]を行ったとき生じた神に当てることが多い。[[本居宣長]]は、瀬織津比売を[[禍津日神|八十禍津日神]]（やそまがつひ）に、速開都比売を[[伊豆能売]]（いづのめ）に、気吹戸主を[[直毘神|神直日神]]（かむなおび）に当て、速佐須良比売は神名の類似や根の国にいるということから[[スセリビメ|須勢理毘売命]]（すせりびめ）に当てている。
▲「大祓詞」によると「根の国・底の国に持ち込まれたもろもろの禍事・罪・穢れをさすらって失う」神とされる。
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