「与那国島」の版間の差分

国境の島であるため、[[台湾有事]]や[[尖閣諸島問題]]など周辺地域の有事に巻き込まれる蓋然性がある。2010年12月17日に閣議決定・公開された[[防衛計画の大綱]]及び[[中期防衛力整備計画 (2011)]]において200人規模の[[沿岸監視隊 (陸上自衛隊)|沿岸監視隊]]配備が盛り込まれ、平成23年度防衛予算では調査費として3000万円が計上された<ref>[http://www.mod.go.jp/j/presiding/touben/173kai/syu/situ48.html 防衛省「沖縄県与那国町への陸上自衛隊配備に関する質問主意書」（平成二十一年十一月五日提出質問第四八号）]</ref>。続く平成24年度防衛予算においては陸自の沿岸監視隊及び空自の移動警戒隊を配備させるための用地取得のため、10億円を計上した<ref>平成24年版防衛ハンドブック（[[朝雲新聞]]社）</ref>。これは中国の軍事的な脅威に対して、南西諸島に存在する警戒網の死角を埋める意味があり、同時に与那国の奇襲占領を抑止するためでもあるとされる。隊員の消費活動による[[与那国町]]への経済波及効果も期待されている<ref>外間守吉町長が、経済効果に期待するとして賛成の考えを表明[http://www.qab.co.jp/news/2011082130274.html 与那国島に陸自駐屯地 防衛省が町有地取得を計画]（琉球朝日放送 報道部2011年8月21日配信）</ref><ref>[http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-179251-storytopic-1.html 与那国「経済効果のため」　自衛隊誘致、住民説明会]（琉球新報2011年7月13日配信）</ref>が、10億円がそっくり地代として入るものと皮算用した町側と、工事費用や移転費用を差し引いて土地使用料としては最大1億5千万円しか予算化していない防衛相との間の交渉は、2013年4月現在難航している。沖縄県警察では、島内に常駐している駐在所員2名に対し、けん銃の予備弾10発を貸与して有事への備えを固めた。