「キャスティング・ボート (比喩)」の版間の差分
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==事例==
日本では、[[国会]]において[[二大政党]]の勢力が拮抗している時の少数政党や、[[政党]](主に[[自由民主党 (日本)|自民党]])内における二大[[派閥 (日本・自由民主党)|派閥]](勢力)以外の派閥(勢力)が、いずれかの陣営に付くことで政局の動向を左右できる場合に「キャスティング・ボートを握っている」という風に使われる言葉である。具体的には、政党色が強まる前の参議院
[[ドイツ|旧西ドイツ]]では、[[自由民主党 (ドイツ)|自由民主党]](FDP)がキャスティング・ボートを握り、保革の二大政党である[[ドイツキリスト教民主同盟|キリスト教民主]]・[[キリスト教社会同盟|社会同盟]](CDU/CSU)、[[ドイツ社会民主党]](SPD)のどちらかと連立政権を組んで、戦後のほとんどの期間政権に参加し続けていた。特にFDPのキャスティング・ボートが顕著に現れたのが[[1982年]]にSPD・FDP連立の[[ヘルムート・シュミット|シュミット]]内閣が倒された時である。この時FDPはSPDと連立を解消し、CDU/CSUと連立を組むことによって[[ドイツ連邦議会|連邦議会]]内の勢力を逆転させ、[[ヘルムート・コール|コール]]政権を誕生させている。
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