「こうま座」の版間の差分

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|numberbrightstars = 無し
|numbernearbystars = 無し
|brighteststarname = [[:en:Alpha Equulei|α Equ]] (Kitalpha)(キタルファ)
|starmagnitude = 3.92
|neareststarname = [[:en:Delta Equulei|δ Equ]]
|numbermessierobjects = 無し
|stardistance = 60
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}}
 
'''こうま座'''(馬座、Equuleus)は、北天の[[星座]]の1つ。全天88の星座の中で、[[みなみじゅうじ座]]の次に小さい。4等級より明るい星はない。
 
== 主な天体 ==
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{{See also|こうま座の恒星の一覧}}
* α星:[[キタルファ]]は、こうま座で最も明るい恒星。
* γ6gamma;星:[[りょうけん座アルファ2型変光星]](回転星)。
 
== 由来と歴史 ==
こうま座は、[[トレミーの48星座]]には最初から入っていたが、誰が考案設定したではっていない。紀元前3世紀に星座の神話をまとめた[[アラトス|アラートス]]の『ファイノメナ』に見えないことから、[[プトレマイオス]]自身、またはか彼に先立つ[[ヒッパルコス]]ではないかと考えられている<ref name="Ian">{{Cite web
|url = http://www.ianridpath.com/startales/equuleus.htm
|title = Star Tales – Equuleus
45行目:
|first = Ian
|accessdate = 2013-05-10
}}</ref>。[[ゲミノス]]は、ヒッパルコスが設定したものとしているが、ヒッパルコスの著書で唯一現存している「エウドクソスならびにアラートスによるファイノメナの注解」には言及がない
}}</ref>。
<ref name="Allen">Allen, R. H., ''Star Names: Their Lore and Meaning'', (rep.) New York, Dover Publications, 1963, p.213.</ref>。
 
== 神話 ==
この星座については、アラートス以外の[[カタステリスモイ#作者|偽エラトステネス]]、[[ヒュギーヌス]]、[[マルクス・マニリウス|マニリウス]]、[[ウィトルウィウス]]の誰もが言及しておらず、神話は伝わっていない<ref name="Ian"/><ref name="Allen"/>。神話学者らは[[ペガスス座]]となった[[ペーガソス]]の弟で[[メルクリウス]]が[[カストール]]に与えた'''ケレリス'''とも、[[ユーノー]]が[[ポリュデウケース|ポルックス]]に与えた'''キュラルス'''とも、[[ネプトゥヌス]]が[[ミネルウァ]]と力比べをしたときに三叉戟で突いた生物とも考えられている<ref name="Allen"/>。[[サトゥルヌス]]と[[ピリュラー]]の物語と関連付ける者もいる<ref>Allen (1963) pp.213-214.</ref>。
[[ケンタウロス]]の[[ケイローン]]の娘ヒッペの話が伝わっている。ヒッペは[[デウカリオン]]の孫アエオルスにかどわかされ妊娠した。その事実を父に知られぬように山に隠れたが、ケイローンは彼女を捜しに山を訪れた。ヒッペが、自分を雌馬に変えるように神々へ祈ったところ、[[アルテミス]]がそれを聞き入れ、ケイローンから見つからないように、ヒッペの頭だけが星々の間から見えるような星座とした<ref name="Ian"/>。
 
科学解説家のイアン・リドパスは、プトレマイオスは[[ケンタウロス]]の[[ケイローン]]の娘ヒッペを想定していた話が伝わっではないかと考えている。ヒッペは[[デウカリオン]]の孫[[]]にかどわかされ妊娠した。その事実を父に知られぬように山に隠れたが、ケイローンは彼女を捜しに山を訪れた。ヒッペが、自分を雌馬に変えるように神々へ祈ったところ、[[アルテミス]]がそれを聞き入れ、ケイローンから見つからないように、ヒッペの頭だけが星々の間から見えるような星座とした<ref name="Ian"/>。
{{要出典範囲|[[ペガスス座]]の[[ペーガソス]]の弟ケレリスという馬という説もある。|date=2013-05}}
 
== 脚注 ==