「二重語」の版間の差分

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ぎゅうひ (会話 | 投稿記録)
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:「峠」は「手向け」のウ音便形<small> (タムケ &gt; タウゲ &gt; トーゲ) </small>であるとされる。もと、道端に道祖神を祀り手向け物をしたポイントを指すものであったという。-->
;あわれ - あっぱれ
:古い感嘆詞「あはれ」より。後者は中世初期から用例が見られる<ref>『[[日本語源大辞典]]』 2005年 小学館 67ページ</ref>。語中のハ行音も二重語を生みやすい要因のひとつ。
;かぐわしい - 香ばしい - 芳しい
:三重化の例。原形をとどめた(あるいは復元した)形、ウ音便化した形、撥音便化した形、それぞれに意味を違えながら<ref>「かぐわしい」は比較的原義を保ちながら[[雅語]]化し、「こうばしい」は狭義化を被り、「かんばしい」は抽象的な用法へと特化した。</ref>共存している。原形「かぐはし」は「香<small>(か)</small>」と「美<small>(くは)</small>し」の合成語で、「いい匂い」の意。