「ケン・ローチ」の版間の差分

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[[2003年]]、[[日本]]の[[高松宮殿下記念世界文化賞]]の映像・演劇部門に選ばれた。<ref>彼はこの賞のスポンサーが「[[反動]]的」メディアである[[フジサンケイグループ]]であり、[[中曽根康弘]]がバックにいる(当時、主催の[[龍池会|日本美術協会]][[会長]]は中曽根のブレーンとして知られた[[瀬島龍三]])ことも知っていたが、敢えてこれを受けた。ローチはその賞金の一部を、日本のどこか適当な労働運動に寄付したいと考え、人の勧めで[[国鉄分割民営化]]に反対したために[[JR]]から閉め出された[[国鉄労働組合#JR採用差別闘争|闘争団]]に寄付した。ローチは[[イギリス国鉄]][[民営化]]で、労働条件の切り下げや[[リストラ]]に揺れる様を描いた『ナビゲーター ある鉄道員の物語』([[2001年]])を発表しており、かねてから民営化反対論者であった。ローチは「ナカソネなどからの賞金を受け取って、そのカネをナカソネが進めた国鉄分割・民営化に反対して闘っている人にカンパするってのはなかなかいいよね」と発言した。</ref>
 
[[2006年]]、[[第59回カンヌ国際映画祭]]に出品された『[[麦の穂をゆらす風]]』で、69歳、13回目の出品でようやく[[パルム・ドール]]の栄冠を手にした。13度の出品で8つの賞を受賞している。2014年、[[第64回ベルリン国際映画祭]]で名誉[[金熊名誉]]を受賞した。
 
[[左翼]]を任じ、一貫して労働者階級や[[第三世界]]からの移民たちの日常生活をリアルに描いている。