「飛騨山脈」の版間の差分

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'''飛騨山脈'''(ひださんみゃく)は、[[富山県]]、[[岐阜県]]、[[長野県]]に跨って連なる[[山脈]]である。一部[[新潟県]]の部分もある。
 
通称'''北アルプス'''であり、[[木曽山脈]]、[[赤石山脈]]を合わせ[[日本アルプス]]と呼ばれる。なお、日本アルプスという呼び名は、[[イギリス]]人鉱山技師[[ウィリアム・ゴーランド]](ガウランド)による命名である。
 
山脈の主要部分は、[[中部山岳国立公園]]に指定されている<ref name="park">[[1934年]](昭和9年)12月4日に指定された。[http://www.env.go.jp/park/chubu/intro/index.html 中部山岳国立公園区域の概要] [[環境省]]、2010年12月28日閲覧。</ref>。山脈の[[最高峰]]は、標高3,190[[メートル|m]]の[[穂高岳|奥穂高岳]]で、[[富士山]]と[[北岳]]に次いで[[日本の山一覧 (高さ順)|日本で3番目に高い山]]である。
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250万年前から現在までのマグマ総噴出量は、1000km<sup>3</sup> 以上。250万年前から150万年前の活動では、成層火山の[[玄武岩]]質単成火山群による大規模[[火砕流]]堆積物により、約900km<sup>3</sup> 。150万年前から80万年前の火成活動の低調な時期には、岩脈・[[花崗岩]]類の貫入があった。80万年前から現在までに、成層火山の中規模火砕流堆積物により約240km<sup>3</sup><ref>及川輝樹・原山智 {{PDFlink|[http://wwwsoc.nii.ac.jp/jepsjmo/cd-rom/2001cd-rom/pdf/jn/jn-p014.pdf 「北アルプスの火山活動様式の変遷と隆起」]}}、2001年。</ref>。
 
また、飛騨山脈には[[火山]]が多く、かつては[[乗鞍火山帯]]に区分された<ref>現在の[[火山学]]・[[地質学]]では、海洋[[プレート]]([[太平洋プレート]]・[[フィリピン海プレート]])が大陸プレート([[北アメリカプレート]]・[[ユーラシアプレート]])に沈み込むことにより火山が生ずるという理論に基づき、沈み込み帯の大陸プレート側に[[東日本火山帯]]と[[西日本火山帯]]の[[火山フロント]]が帯状に存在すると考える。「乗鞍火山帯」は地理的な観点だけからの区分で、現在は使われない。</ref>。対して、木曽山脈・赤石山脈には火山はひとつもない。
また、飛騨山脈は、かつて[[乗鞍火山帯]]に属すると言われたほど[[火山]]が多い。反面、木曽山脈・赤石山脈には火山はひとつもない。
 
なお、現在の[[火飛騨学]]・[[地質学]]では、地名(山名)を使った○○[[火山帯]]という呼称用いず、[[太平洋プレート]]あるいは[[フィ北アメピン海プレート]]の下、さらにその先の[[ユーラシアプレート]]・[[北アメリカプレート]]の下沈み潜り込むことにより火山が生ずるという理論に基づき沈み込み帯ユーラシア大陸側に[[東日本火山帯]]と[[西日本火山帯]]力で形成されたも[[火山フロント]]が帯状に存在するという考え方である。
 
飛騨山脈は、太平洋プレートが北アメリカプレートの下、さらにその先のユーラシアプレートの下に潜り込むことによりその力で形成されたものである。
 
== 地形 ==