「ナベリウス」の版間の差分

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18世紀のものと考えられているグリモワール『[[大奥義書]]』によれば、[[ネビロス]]の支配下にあるという<ref>''The Book of Ceremonial Magic'', [http://www.sacred-texts.com/grim/bcm/bcm51.htm p.188]</ref>。一方、ナベリウス自身がネビロスと同一視されることもある<ref>例えば、[[コラン・ド・プランシー]]著『[[地獄の辞典]]』では、「ナベルス」の項でネビロスをナベルスの別名としている。また、項目の内容も「侯爵にして少将、および軍隊総監」などの説明にあるように両者の伝承が入り混じっている。</ref>。
 
召喚されると、[[カラス]]の姿<ref>[[マグレガー・メイザース]]と[[アレイスター・クロウリー]]版の[[レメゲドン|ソロモンの小さな鍵]]では、黒い[[ツル]]の姿とされている。''The Lesser Key of Solomon'', [http://www.sacred-texts.com/grim/lks/lks05.htm p.29]。また、[[アーサー・エドワード・ウェイト]]の''The Book of Ceremonial Magic''では時を告げる雄鶏の姿とされる。''The Book of Ceremonial Magic'', [http://www.sacred-texts.com/grim/bcm/bcm56.htm p.202]。</ref>で現れ、しわがれた声で話すという。あらゆる人文科学、自然科学を教え、特に[[修辞学]]に長けているという。また、失われた威厳や名誉を回復する力を持つともいう。
 
別名の[[ケルベロス]]にあるように、[[ギリシア神話]]のケルベロスと関連付けられることもある。[[コラン・ド・プランシー]]は『[[地獄の辞典]]』においてナベリウスを「ケルベロス」の項目で扱っており、三つ頭の犬もしくはカラスの姿で現れるとしている。M・L・ブルトンによる挿絵では、三種類の犬の頭と鳥の脚と尾を備え、貴族風の服を着た悪魔が描かれている。