削除された内容 追加された内容
Hman (会話 | 投稿記録)
一般向けの書籍ですが、無出典よりはマシでしょう。また、「前掲書」は修正させて頂きました。ご了承を。問題が有れば再修正してください。
Kinori (会話 | 投稿記録)
東北地方では弥生中期まで
10行目:
縄文式土器と同様、土偶も出土地域や時期によって様々な様式のものがある。
 
現存する日本最古の土偶は、三重県で出土した縄文草創期のものである。早期には近畿、関東東部に広がっている。中期終わりには、東北地方を除いてほとんど作られなくなるが、後期には東日本を中心に復興する。九州においては、熊本を中心に後期のものが出土している。弥生時代にはほとんど作られなくなる。東北地方では、弥生時代前期まで盛んに作られたが、中期から衰退し、後期にはほとんど作られなくなった<ref>多賀城市史編纂委員会『多賀城市史』第1巻(原始・古代・中世)、多賀城市、1997年、170頁。</ref>
 
[[国立歴史民俗博物館]]([[千葉県]][[佐倉市]])の調査によれば、日本全国の出土総数は15000体ほどである。武藤、譽田(2014)は、18,000点程度としている{{sfn|武藤|譽田|2014|p=28}}。出土分布は東日本に偏っており、西日本での出土はまれである。[[千葉県]][[佐倉市]]にある吉見台遺跡からは、600個以上の土偶が出土している。また、「土偶とその情報研究会」(八重樫純樹)の調査によれば、全国で約1万1千個程度が資料化され、それから類推して、縄文時代につくられた土偶総数を約3千万個とする説もある{{sfn|原田|2007|p=225}}。