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|Section8={{Chembox Related
| OtherCpds = [[クロロゲン酸]]<br />[[シコリン酸]]<br />[[クマル酸]]<br />[[キナ酸]]
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'''コーヒー酸'''(コーヒーさん、caffeic acid)は、[[ケイ皮酸]]のパラ位及びメタ位がヒドロキシ化された構造を持つ[[芳香族]][[カルボン酸]]で、[[フェニルプロパノイド]]の1種である。化学式はC<sub>9</sub>H<sub>8</sub>O<sub>54</sub>、分子量は180.16。[[IUPAC命名法|IUPAC名]]は 3,4-ジヒドロキシケイ皮酸 (3,4-dihydroxycinnamic acid)。'''カフェ酸'''、'''カフェイン酸'''とも呼ばれる。コーヒー酸は[[リグニン]][[生合成]]の重要な中間体であるため、全ての植物に含まれている<ref name=Boerjan>{{cite journal|doi=10.1146/annurev.arplant.54.031902.134938|title=Ligninbiosynthesis|year=2003|last1=Boerjan|first1=Wout|last2=Ralph|first2=John|last3=Baucher|first3=Marie|journal=Annual Review of Plant Biology|volume=54|pages=519–46|pmid=14503002}}.</ref>。
 
[[キナ酸]]との[[エステル]]が[[クロロゲン酸]]であり、メタ位のヒドロキシ基がメトキシ基になったものは[[フェルラ酸]]として知られる。その他エステルとして植物界に広く分布し、その一部は[[タンニン]]として知られる。生合成は[[チロシン]]あるいは[[フェニルアラニン]]が原料であり、ケイヒ酸の酸化による。