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→‎伝承の中のカワウソ: ベトナムにもカワウソとの異類婚姻譚が伝わっている
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中国では、日本同様に美女に化けるカワウソの話が『[[捜神記]]』『甄異志』などの古書にある<ref name="柴田" />。
 
[[朝鮮半島]]にはカワウソとの[[異類婚姻譚]]が伝わっている。李座首(イ・ザス)という土豪には娘がいたが、未婚のまま妊娠したので李座首が娘を問い詰めると、毎晩四つ足の動物が通ってくるという。そこで娘に絹の糸玉を渡し、獣の足に結びつけるよう命じた。翌朝糸を辿ってみると糸は池の中に向かっている。そこで村人に池の水を汲出させると糸はカワウソの足に結びついていたのでそれを殺した。やがて娘が生んだ子供は黄色(または赤)い髪の男の子で武勇と泳ぎに優れ、3人の子をもうけたが末の子が後の[[清]]朝太祖[[ヌルハチ]]である。{{-}}
 
[[ベトナム]]にもカワウソとの異類婚姻譚が伝わっている。[[丁朝]]を建てた[[丁部領]](ディン・ボ・リン)は、母親が水浴びをしているときにかわうそと交わって出来た子であり、父の丁公著はそれを知らずに育てたという伝承がある<ref>{{cite book|title=物語ヴェトナムの歴史 一億人国家のダイナミズム|author=小倉貞男|publisher=中公新書|ISBN=4-12-101372-7|pages=63-64}}</ref>。{{-}}
 
== 脚注 ==