「杉村三郎シリーズ」の版間の差分

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== 概要 ==
日本屈指の大グループ企業・今多[[コンツェルン]]会長の娘婿となり、同コンツェルングループ広報室に所属する'''杉村三郎'''を主人公としたシリーズで、その彼が素人探偵然としたスタンスで図らずも関わることになった事件の全容を掴んでいく様を描く。『[[STORY BOX]]』([[小学館]])2014年12月号より、シリーズ第45作「聖域」が連載されている。
 
三郎の立ち位置は探偵役と同時に、事件全体を見届ける傍観者としての役割が強く、三郎の眼を通じて事件の裏に潜む悪意が顕れていくのが特徴である。また著者自身がシリーズを『'''昭和名曲歌謡シリーズ'''』と呼称しているように、「[[車屋さん]]」(歌:[[美空ひばり]])や「[[丘を越えて]]」(歌:[[藤山一郎]])や「[[テネシーワルツ]]」(歌:[[江利チエミ]])と1作品毎に昭和の楽曲やその歌詞が用いられており、劇中のテーマとなったり、人物描写の要素として用いられている<ref group="注">『宮部みゆき全小説ガイドブック』、62 - 67項より。</ref>。また、シリーズは[[マイクル・Z・リューイン]]の「アルバート・サムスンシリーズ」からイメージされている<ref group="注">『このミステリーがすごい!』2007年版、12項より。</ref>。