「自然科学」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
15行目:
== 近代自然科学成立の歴史と方法論 ==
何をもって自然科学の誕生と見なすか、という点については科学史の研究者ごとにそれなりに異なった見方がある。
自然を対象とした学問としては、確かに古代ギリシア時代以来「[[自然学]]」があった<ref group="※">自然学(physica)。アリストテレスが自然科して確立は異なり、ここでは自然哲学を指す。近代自然科学の成立の後はこのphysicaという語は指す対象が変わり、物理学を意味するようになった。</ref>。またヨーロッパ中世には[[スコラ学]]があり、「[[リベラル・アーツ|自由七科]]」という学問分類の内の「クアドリウム(四科)」には、天文学も含まれていた。ただし、科学史などでは、それらの学問の中に新たな方法論や傾向が芽生えたことを指摘することで、それらの学問と自然科学的方法論の対比をしたり、それをもって自然科学の初期の歴史の説明としていることが多い。
 
[[科学的方法|近代自然科学の方法論]]の説明のしかたはいくつもあるが、[[実験]]と[[観察]]とされたり、分析と総合とされたり、[[仮説]]と実証とされたりする。