「青葉山 (仙台市)」の版間の差分

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|所在地 = [[宮城県]][[仙台市]][[青葉区 (仙台市)|青葉区]]
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'''青葉山'''(あおばやま)は、[[宮城県]][[仙台市]][[青葉区 (仙台市)|青葉区]]にある[[丘陵]]、またその周辺の地名である。

== 概要 ==
青葉山は、特定の山ではなく、[[仙台平野]]の西を縁取る丘陵群の一つである。最高点は青葉台団地付近の標高202m。

[[仙台城]]本丸・西の丸、[[東北大学植物園]]、[[東北大学]]青葉山キャンパス(理学部・薬学部・工学部)、[[宮城教育大学]]、青葉山市有林遊歩道がある。

現在、[[仙台市地下鉄東西線]]が2015年完成予定で建設中である。この路線は沿岸部の工業地帯から中心市街地、青葉城下を通過した後、青葉山丘陵の大学群をぐるりと一巡するコースになる。青葉山付近では地下での登坂、下記の渓谷を渡る際に、青葉山地下から断崖の渓谷橋を渡って再び八木山の地下に戻るなど、特徴的な路線となる。なお、リニアモーターが採用されている。
 
== 地形 ==
青葉山丘陵は、西には[[蕃山丘陵]]に続き、それを介して遥かに[[奥羽山脈]]に連なる。北に伸びる[[尾根]]は東流する[[広瀬川 (宮城県)|広瀬川]]に迫って断崖をなす。南では竜の口沢が[[八木山]]との間に深い渓谷を刻む。広瀬川は緩く湾曲して青葉山の南東で竜の口沢をあわせる。青葉山と広瀬川によって囲まれた段丘部を[[川内 (仙台市)|川内]]という。
 
[[仙台市都心部|仙台市街地]]に最も近い山であり、住宅地はほとんど無く、[[仙台城]](青葉城)のほか、[[東北大学]]青葉山キャンパス(理・工・薬学部)、[[宮城教育大学]]、[[森林]]が大半を占める。大学の近くであるため住宅需要は高いものの、アパート・戸建住宅は青葉台地区を除きほなってんど無。仙台城と[[仙台市博物館]]周辺は[[青葉山公園]]として整備され、市民に親しまれている。[[東北大学植物園]]の園内に広がる[[原生林]]([[潜在自然植生]])は、[[東北大学植物園#天然記念物「青葉山」|天然記念物「青葉山」]]に指定されている。
 
== 歴史 ==
青葉山の南東端は、南と東に断崖を持つ要害で、[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]に千代城が、[[1601年]]からは[[仙台城]]が築かれた。そのため、江戸時代に青葉山の森林は城の後背地として保全された。明治時代から第2次世界大戦まで、川内に置かれた陸軍の[[第2師団 (日本軍)|第2師団]]の演習地として用いられ、戦時中は軍の食糧自給のため一部が農場になった。