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アトゥム信仰は[[下エジプト]]第13ノモスの州都「ヘリオポリス」で起こったとされる。その成立年代ははっきりしないが、おそらくヘリオポリスが都市としての役割を果たすようになった頃には、既に創造神として崇められていた。他にも[[上エジプト]]第2ノモスの[[エドフ]]など、ナイル川西岸の都市や、ナイル川下流のデルタ地帯のいくつかの都市で、信仰されていた。
 
ヘリオポリスには、太陽神であるアトゥムを象徴する[[ベンベン]]石があり、信仰の対象となっていた。アトゥムはこの石の上に立ち、世界を照らしたとされる。しかし、後にこの石は、ラーや[[アメン]]を象徴することになった。
 
アトゥム信仰はあらゆる太陽神信仰の根底にあったものの、アトゥム独自の祭礼が行われることはなかった。