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だが、生母の栗姫は、{{仮リンク|劉嫖|zh|刘嫖|label=館陶公主}}劉嫖(景帝の同母姉、劉栄の伯母)と犬猿の仲であり、公主は王夫人が産んだ劉徹を皇太子に推した。また、栗姫自身にも不遜な言動があり、[[紀元前150年]]冬に弟の劉徹を太子とするため、彼を廃嫡して臨江王に封じた。生母の栗姫はあまりの悔しさで憤死した。
 
[[紀元前147年]]に彼は宗廟を建てる土地に宮殿を建てるという法律違反を犯して都に召喚され、[[中尉]]の[[シツ都|郅都]]が臨江王を取り調べた<ref>『[[漢書]]』[[衛綰]]伝によると、外戚の栗氏関係者一族を誅するため、景帝が中尉を衛綰から郅都に代えたという。</ref>。臨江王は都に向かう前に、その途中で道祖神を祀り、それが終えて馬車に乗る時に突然その車軸が折れたという。これを見た江陵の長老達は涙を流し「われらが王は帰らないであろう」と言った。
 
王は弁明書を書くための刀筆<ref>刀は、書き損じた時に木簡を削るためのもの。</ref>を要求したが、郅都は与えなかった。魏其侯の[[竇嬰]](竇后の従子)は臨江王の皇太子時代の傅役であったために、他の者を通じ刀筆を秘かに手渡した。臨江王は弁明を記し終わると渡された刀で自決した。