「パレット (輸送)」の版間の差分

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=== 木製パレット ===
古い伝統を持つパレットであり、十分な強度や耐荷重量を持ち、生産・廃棄にかかるコストが低いといった総合的なバランスの良さから今日でも広く使われている。特に、一部が破損した場合においても修理が容易である点は他の材質にない大きな長所である。しかし、その反面[[湿気]]には弱く、[[湿度]]の高すぎる環境では変形したり朽ちてしまう可能性がある。木材資源としてリサイクルすることもできるが、[[防腐剤]]が使われていることがあるため、一部の国では焼却処分(燃料としての[[リサイクル]]を含む)が禁止されている。
 
また、[[害虫]](幼生・卵含む)が木製パレット内部に存在したまま国境を越え、深刻な[[環境破壊]]をもたらしているという教訓を得てからは、一部の国で[[ポプラ]]、[[合板]]、もしくは[[燻蒸]]など殺虫処理をしたもの以外の生木製パレットを使用した物品の輸入を禁止している。
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=== 合成樹脂製パレット ===
[[ファイル:US Navy 081209-N-1117B-002 Gunners Mate 2nd Class David Hurley, from the Ticonderoga-class guided missile cruiser USS Vicksburg (CG 69), wraps boxes of food during a community relations project for the Food Bank of Southeastern.jpg|thumb|160px|青いパレット]]
[[合成樹脂|プラスチック]]パレット(略してプラパレ)とも呼ばれる。[[木]]製パレットと比べ強度や耐荷重量に優れ、破損が少ないのが特徴である。その強度を活かし、リフトアップ用の穴が4方向に設けられたものも見られる。木製パレットと違い比較して、湿気に強く湿度の高い環境での使用にも耐え、輸出に先立つ殺虫処理も不必要である。一方で、木製パレットと異なり、破損してしまった場合の再生は困難であり、産業廃棄物として廃棄せざるを得ないという欠点がある。
 
=== 金属製パレット ===