削除された内容 追加された内容
m Bbokenas u (会話) による版を YiFeiBot による版へ巻き戻し
S-alfeyev (会話 | 投稿記録)
477行目:
=== 右舷と左舷 ===
{{main|舷}}
右舷をスターボード<ref>{{lang-en-short|starboard}}</ref>と呼ぶのは {{読み仮名|{{lang|en|steeringboard}}|スティーリングボード}}、つまり舵板の側が右舷に付いていたためであった。その舵のじゃまにならない左舷側に桟橋や岸壁を着けたので左舷をポートサイド<ref>{{lang-en-short|port side}}</ref>や単にポート<ref>{{lang-en-short|port}}</ref>と呼んだ。英国では左舷はもともとラーボード<ref>{{lang-en-short|larboard}}</ref>と呼んでいたが左右で発音が似ていたため、他国と同じくポートと呼ぶことになった。[[航空機]]でもこういった船からの多くの文化や慣習が持ち込まれており、[[旅客機]]を「[[シップ]]」、[[乗務員]]を「[[クルー]]」と呼ぶなど、同じ用語が用いられている
 
[[航空機]]業界では船舶の文化や慣習が持ち込まれており、最高責任者を「[[キャプテン]]」、[[乗務員]]を「[[クルー]]」と呼ぶなど、同じ用語が用いられている。
船の交通ルールでも同様のルーツに基づいて決められた。今も船が右側通航であるのは、舵が右舷に付いていたのですれ違う時に邪魔にならないようにした名残である。船同士が交差する時には、相手を右に見る船が針路を譲る必要がある。相手の通過後に進むというものがある。日本では複数の航路がブイによって仕切られこのルールに従っているが、ただ1か所、瀬戸内海の[[来島海峡]]航路では潮流の流向によって変則的に左側通航になることがある。
 
船の交通ルールでも同様のルーツに基づいて決められた。今も船が右側通航であるのは、舵が右舷に付いていたのですれ違う時に邪魔にならないようにした名残である。船同士が交差する時には、相手を右に見る船が針路を譲る必要がある。相手の通過後に進むというも[[スターボード艇優先原則]]がある。日本では複数の航路がブイによって仕切られこのルールに従っているが、ただ1か所、瀬戸内海の[[来島海峡]]航路では潮流の流向によって変則的に左側通航になることがある。
 
船では右舷が上席であり左舷は下座になる。船長は階段でも右舷側を使い、船長室も右舷側にあるのが普通である。また、船倉の番号も右舷側から1番が始まる。