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Sanana (会話 | 投稿記録)
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一般に大便の臭いは食物の残滓が腐敗して発すると思われがちだが、一緒になって放出される細菌類の排泄物によって臭いが放たれる。臭いの原因としては、[[インドール]]、[[スカトール]]、[[硫化水素]]などがあげられる。
 
一般的に、[[草食動物|草食獣]]などの弱い[[動物]]ほど糞の臭いは少なく、逆に[[肉食]]獣の糞は臭気が強い。これは弱い動物が臭い糞をすると、[[天敵]]を集めてしまう危険が高くなるために、臭い糞をする草食獣は[[自然淘汰|淘汰]]された結果だともといわれているが、逆に[[肉食動物|肉食獣]]などの糞は、[[脂質]]や[[タンパク質]]を[[消化]]するためにさまざまな消化分泌系が発達し、より臭いが強い傾向がある。人間の場合、健康な便からは露骨な悪臭は発せず、発酵臭に似た臭いが放出される。これは一般に善玉といわれる[[ビフィズス菌]]や[[乳酸菌]]の代謝によって排泄される臭いである。反面、[[ウェルシュ菌]]などの悪玉菌はスカトール、[[チオール|メルカタン]]、硫化水素など毒性のある臭いを放つ。
 
[[口臭]]が[[おなら|腸内ガス]]由来の場合がある。これは便秘している[[腸]]から[[気体|ガス]]が吸収され血管内を運ばれ、[[肺]]から放出され[[口腔]]に至るためである。