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帝位についたガルバはネロの放蕩によって破綻していた帝国の財政の再建を図った。皇帝は即位に際して軍隊の好意を獲得するため金貨を配る風習があったが、ガルバはこれを軽蔑して行わなかった。またガルバはすでに60を過ぎた老齢であり、活気を欠くところがあった。また彼は支持者に囲まれており、ために期待を裏切られた民衆や軍隊の支持を得ることができず、その治世を縮める原因となった。
 
[[69年]][[1月1日]]、上[[ゲルマニア]]属州の2軍団が皇帝への忠誠宣誓を拒み、新しい皇帝の擁立を要求した。翌日下ゲルマニアでも反乱がおき、駐在していた軍隊は当時の下ゲルマニア総督[[ウィテリウス]]をガルバにかわり皇帝に擁立するよう要求した。この反乱の勃発はガルバに自らの支持基盤の脆さを自覚させた。ガルバは人格者として知られたピソ([[:en:Lucius Calpurnius Piso Licinianus|en]])を養子にし、自らの後継者として公表した。この選択はそれ自体としては賢明で慎重なものであったが、民衆や軍隊の支持を得なかった。
 
==最期==