「リウマチ性多発筋痛症」の版間の差分

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== 疫学 ==
欧米・白人に多く、[[スカンジナビア半島]]の諸国に多く報告されている。寺井著の総説<ref>寺井千尋, リウマチ性多発筋痛症、側頭巨細胞性動脈炎. Medical Practice (1994) 11:531</ref>によると
* ある報告によると、有病率は10万人あたり約500人と推定されている。
* 女性は男性の2倍の発症率である。
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上肢・上腕に限らず、下肢でも近位筋優位の自発痛や把握痛がみられる。[[関節]]の[[圧痛]]はみられない。<br>
[[視診]]・[[聴診]]では異常はみられない。
[[感覚器]]の異常は基本的にはないが、側頭巨細胞性動脈炎合併例では視覚異常がみられることがある。
: PMRでは血管([[心臓]]、[[脳]]、末梢血管)イベントのリスクは対照群よりも有意に高かった(ハザード比2.6)。<ref>Hancock AT et al. Risk of vascular events in patients with polymyalgia rheumatica. CMAJ 2014 Jul 28; [e-pub ahead of print]. http://dx.doi.org/10.1503/cmaj.140266 </ref>
 
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*[[C反応性蛋白|CRP]]: 増加 (線維筋痛症では増加しない。)
*[[抗核抗体]]や[[リウマチ因子]]は陰性<ref name="year note 2015"/>。
*側頭巨細胞性動脈炎を合併しているか、合併疑い例には、眼動脈病変による失明を避けるため、必ず[[眼底検査]]を行う。
*[[超音波断層法]]:[[上腕二頭筋]]長頭腱炎は70.4%においてみられた<ref>Weigand S, et al. J Rheumatol. 2014;41(4):730-734.</ref>
 
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== 関連 ==
* [[側頭巨細胞性動脈炎]]
* [[RS3PE]]
* [[スティル病]]