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バルバラはキリスト教が禁じられていた[[3世紀]]、[[ニコメディア]]の富裕な家庭に生まれた。求婚者たちから美しい娘を遠ざけようとした非キリスト教徒の父、ディアスコロスによって、バルバラは塔の中で生活することになる。その幽閉生活の中で彼女はキリスト教への信仰に目覚めた。ある日、2つの窓のある浴室が塔内に建設されることになった際、バルバラは窓を3つに増やさせた。この理由を[[三位一体]]を表すためとしたことから、娘がキリスト教徒であることを知った父は激昂し、手にかけようとする。
 
その瞬間、岩が2つに裂け、バルバラを包んで連れ去った。しかし、彼女を発見した羊飼いはその居場所を彼女の父親に密告してしまう。その後、羊飼いの羊たちは[[イナゴ]]に姿を変えられた。一方、捕らえられたバルバラはキリスト教を信仰したかどによって、闘技場において全裸とされて群衆より性的暴行が加えられた。また、火で身体を焼かれるなどの拷問を受けた。しかし、翌朝には神のもたらした奇跡によって傷は癒されて純潔は取り戻され、その裸身は白い薄衣で人目に直接触れないように覆われたとされる。12月4日、剣によって彼女は[[殉教]]したが、その父はのちに稲妻に打たれて死んだという<ref>植田重雄「聖バルバラ 殉教の処女」『守護聖者:人になれなかった神々』中公新書、1991年、pp. 78, 80-82.</ref>。
 
== 崇敬 ==